パミラ [18世紀文学]
「パミラ、あるいは淑徳の報い」 リチャードソン作 原田範行訳 (研究社)
主人に誘惑される、若くて美しい召使の心理を、書簡と日記で描いた小説です。
近代小説(ノヴェル)の起源とも言われる作品です。
2011年に研究社から、「英国十八世紀文学叢書」の第1巻として出ました。
ぶ厚い単行本で、800ページもあります。挿絵も豊富で、値段は5184円です。
パミラの仕えていた奥様が亡くなるところから、物語は始まります。
悲しむパミラを、屋敷の主人は慰め、援助の手を差し伸べてくれます。
しかし、主人の好意には、下心が見え隠れし・・・
そして、とうとう主人が本性を現わし・・・
図書館で読みました。最初の方だけしか読んでいません。
構成表の小見出しを見れば、読まなくてもその後の内容がつかめます。
たとえば・・・
手紙その十五 「ご主人様の訪問そして」
手紙その二十五「ああおぞましい、クローゼットのなかに!」などなど。
意外だったのは、この作品がシンデレラストーリーだということです。
私はずっと、美しい召使の悲劇的な物語だと思っていました。
さて、作者のリチャードソンは、印刷屋の奉公からのし上がった人物。
業界の大物になった彼は、50歳の時、手紙の文例集を書き始めました。
その手紙にストーリーを盛り込むことを思いつき、この物語ができました。
人物の心理が克明に描かれているため、最初の近代小説と言われます。
文学史的にたいへん重要な作品ですが、なかなか読めませんでした。
研究社から出たこの本は貴重です。広く読まれるために文庫化してほしい。
さいごに。(未来館)
東京旅行の1日目。上野公園のあと未来館へ行きました。
そこでのメインは、ドームシアターでのプラネタリウム。
とても大きな画面で、しかも3D。すごい迫力でした。
しかし、疲れていた私と妻は、寝てしまいました・・・
主人に誘惑される、若くて美しい召使の心理を、書簡と日記で描いた小説です。
近代小説(ノヴェル)の起源とも言われる作品です。
2011年に研究社から、「英国十八世紀文学叢書」の第1巻として出ました。
ぶ厚い単行本で、800ページもあります。挿絵も豊富で、値段は5184円です。
[第1巻 メロドラマ] パミラ、あるいは淑徳の報い (英国十八世紀文学叢書)
- 作者: サミュエル・リチャードソン
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
パミラの仕えていた奥様が亡くなるところから、物語は始まります。
悲しむパミラを、屋敷の主人は慰め、援助の手を差し伸べてくれます。
しかし、主人の好意には、下心が見え隠れし・・・
そして、とうとう主人が本性を現わし・・・
図書館で読みました。最初の方だけしか読んでいません。
構成表の小見出しを見れば、読まなくてもその後の内容がつかめます。
たとえば・・・
手紙その十五 「ご主人様の訪問そして」
手紙その二十五「ああおぞましい、クローゼットのなかに!」などなど。
意外だったのは、この作品がシンデレラストーリーだということです。
私はずっと、美しい召使の悲劇的な物語だと思っていました。
さて、作者のリチャードソンは、印刷屋の奉公からのし上がった人物。
業界の大物になった彼は、50歳の時、手紙の文例集を書き始めました。
その手紙にストーリーを盛り込むことを思いつき、この物語ができました。
人物の心理が克明に描かれているため、最初の近代小説と言われます。
文学史的にたいへん重要な作品ですが、なかなか読めませんでした。
研究社から出たこの本は貴重です。広く読まれるために文庫化してほしい。
さいごに。(未来館)
東京旅行の1日目。上野公園のあと未来館へ行きました。
そこでのメインは、ドームシアターでのプラネタリウム。
とても大きな画面で、しかも3D。すごい迫力でした。
しかし、疲れていた私と妻は、寝てしまいました・・・
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