風と共に去りぬ4 [20世紀アメリカ文学]
「風と共に去りぬ 第4巻」 M・ミッチェル作 鴻巣友季子訳 (新潮文庫)
南北戦争時代の南部を背景に、大農園の娘スカーレットの半生を描いた長編小説です。
出てすぐベストセラーとなり、映画も大ヒットしました。20世紀米文学の大傑作です。
スカーレットは、スエレンの婚約者フランク・ケネディを奪い、結婚しました。
愛なんてありません。この略奪婚は、ただタラの追徴課税を支払うためでした。
またスカーレットは、レットに金を出させ製材所を買い、経営に乗り出しました。
アトランタの人々から批判されながらも、カネを稼ぐために突っ走ります。
順調に利益をあげ始めた頃、スカーレットの体に変化が・・・
タラでは父ジェラルドが亡くなり、妹のスエレンは・・・そしてウィルは・・・
第4巻の前半では、途中出場のウィル・ベンティーンが印象的に描かれています。
彼は、行き倒れの南部兵で、回復してからはタラのために尽くしていました。
スカーレットがアトランタで奮闘している間、タラを守っていたのはウィルです。
そのころ、タラでは何があったのか? そして、ウィルが決断したことは?
ジェラルドの葬儀で、ウィルが取った行動は?・・・ウィルは頼りになる男です。
また、ウィルのタラに対する思いを打ち明けた言葉は、とても心にしみました。
「いまではここがわたしの故郷なんだ、スカーレット。生まれて初めて知った唯一
本物のわが家だし、あの家の石一つ一つまで愛している。わが家同然に手をかけて
きました。手塩にかけたものを、人は深く愛するようになるでしょう。」(P190)
「あの家の石一つ一つまで愛している」という部分が良いですね。
まさに、ウィルはタラにとって、神によるたまものでしょう。
第4巻の後半、アシュリやメラニーらが、アトランタに帰ってきます。
スカーレットは不注意から暴漢に襲われ、男たちは大変なことに・・・
アシュリとフランクが、通っていた政治の集会とは何だったのか?
アシュリは負傷しながらも帰ったが、フランクはとうとう・・・
さて、第4巻に入っても、物語の面白さは少しも変わりません。文章もうまい。
どのページにも、何かしら新鮮な驚きがあります。省いていいページなんて無い。
林真理子の「私はスカーレット」は、どのような抄訳になっているのでしょうか。
ともかく、全巻揃ったところでまとめ買いします。
さいごに。(走高跳4位)
市の陸上大会の走高跳に娘が出場しました。学校では1m15までしか跳べません。
競技場は跳びやすいので、1m20を目標にしていました。
結果は、なんと、1m30を跳んで4位! びっくりです。チームメイトもびっくり。
何よりも、娘がやるきになってきてくれたのが、私としては嬉しいです。
南北戦争時代の南部を背景に、大農園の娘スカーレットの半生を描いた長編小説です。
出てすぐベストセラーとなり、映画も大ヒットしました。20世紀米文学の大傑作です。
スカーレットは、スエレンの婚約者フランク・ケネディを奪い、結婚しました。
愛なんてありません。この略奪婚は、ただタラの追徴課税を支払うためでした。
またスカーレットは、レットに金を出させ製材所を買い、経営に乗り出しました。
アトランタの人々から批判されながらも、カネを稼ぐために突っ走ります。
順調に利益をあげ始めた頃、スカーレットの体に変化が・・・
タラでは父ジェラルドが亡くなり、妹のスエレンは・・・そしてウィルは・・・
第4巻の前半では、途中出場のウィル・ベンティーンが印象的に描かれています。
彼は、行き倒れの南部兵で、回復してからはタラのために尽くしていました。
スカーレットがアトランタで奮闘している間、タラを守っていたのはウィルです。
そのころ、タラでは何があったのか? そして、ウィルが決断したことは?
ジェラルドの葬儀で、ウィルが取った行動は?・・・ウィルは頼りになる男です。
また、ウィルのタラに対する思いを打ち明けた言葉は、とても心にしみました。
「いまではここがわたしの故郷なんだ、スカーレット。生まれて初めて知った唯一
本物のわが家だし、あの家の石一つ一つまで愛している。わが家同然に手をかけて
きました。手塩にかけたものを、人は深く愛するようになるでしょう。」(P190)
「あの家の石一つ一つまで愛している」という部分が良いですね。
まさに、ウィルはタラにとって、神によるたまものでしょう。
第4巻の後半、アシュリやメラニーらが、アトランタに帰ってきます。
スカーレットは不注意から暴漢に襲われ、男たちは大変なことに・・・
アシュリとフランクが、通っていた政治の集会とは何だったのか?
アシュリは負傷しながらも帰ったが、フランクはとうとう・・・
さて、第4巻に入っても、物語の面白さは少しも変わりません。文章もうまい。
どのページにも、何かしら新鮮な驚きがあります。省いていいページなんて無い。
林真理子の「私はスカーレット」は、どのような抄訳になっているのでしょうか。
ともかく、全巻揃ったところでまとめ買いします。
さいごに。(走高跳4位)
市の陸上大会の走高跳に娘が出場しました。学校では1m15までしか跳べません。
競技場は跳びやすいので、1m20を目標にしていました。
結果は、なんと、1m30を跳んで4位! びっくりです。チームメイトもびっくり。
何よりも、娘がやるきになってきてくれたのが、私としては嬉しいです。
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