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2019年12月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年12月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・12/5 「あらすじで読む霊界物語」 飯塚弘明ほか (文春文庫)
 → カリスマ宗教家出口王仁三郎が口述した霊界の入門書。ムー民的に気になる。

・12/23 「皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(下)」 塩野七生 (新潮文庫)
 → イスラムと協定を結び聖地エルサレムの共同統治を実現した皇帝の伝記。買い。

・12/23 「デトロイト美術館の奇跡」 原田マハ (新潮文庫)
 → 市の財政難から存続の危機にさらされた美術館の奇跡の物語。少し気になる。


◎ 「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」

 以前、日テレの「世界一受けたい授業」で、又吉直樹によって取り上げられました。
 誰もが知っている名作文学を、漫画であっというまに読むことができます。

 収録作品は、「人間失格」「山月記」「檸檬」「舞姫」「高野聖」「羅生門」「変身」
 「たけくらべ」「三四郎」「五重塔」「野菊の墓」「恩讐の彼方へ」「浮雲」・・・

 どの作品も、物語のツボをしっかり押さえています。要約の仕方が非常にうまい。
 ただし、「10ページくらい」という縛りがあるため、短編中心になっています。

 しかし中には、「三四郎」「人間失格」「蒲団」「浮雲」など中長編小説もあります。
 特に夏目漱石の「三四郎」などは、とてもよく出来ていると思います。

 また、太宰治の「人間失格」は、主人公が漫画を描いているという設定です。
 著者自身の思いを重ねているようで面白いです。

 なお、本の絵は、ほぼ水木しげるです。「高野聖」は、まるでゲゲゲの鬼太郎ですよ。
 著者ドリヤス工場は、水木しげるのタッチを再現したパロディマンガ家だそうです。

 この作品は大きな話題となりました。この内容で、850円+税は安いと思います。
 この本はとても好評だったため、続編も2冊出ています。


有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • 作者: ドリヤス工場
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: コミック



定番すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

定番すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • 作者: ドリヤス工場
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2016/07/25
  • メディア: コミック



必修すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

必修すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • 作者: ドリヤス工場
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2017/09/07
  • メディア: コミック




◎ 「世界文学あらすじ大辞典」

 世界文学の名作を1001選んで、物語のあらすじを収録した、全4巻の大辞典です。
 以前の職場の近くの図書館には、この事典があったので、私は愛用していました。

 セットで8万円くらいする本ですが、マイナーな事典なので、ほぼ私専用でした。
 その図書館に通った数年の間に、ほかに読んでいる人を見たことがなかったです。

 もうあの図書館には通っていません。あの大事典は、どうしているのでしょうか。
 図書館の片隅で、埋もれたままになってやしないかと、心配になります。


世界文学あらすじ大事典〈1〉あ~きょぅ

世界文学あらすじ大事典〈1〉あ~きょぅ

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2005/08/01
  • メディア: 大型本



世界文学あらすじ大事典〈2〉きょぇ~ちぇ

世界文学あらすじ大事典〈2〉きょぇ~ちぇ

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 単行本



世界文学あらすじ大事典〈3〉ちか~ふろ

世界文学あらすじ大事典〈3〉ちか~ふろ

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2006/09/01
  • メディア: 大型本



世界文学あらすじ大事典〈4〉

世界文学あらすじ大事典〈4〉

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 大型本




◎ さいごに。(職場の面白い人?)

 私の職場には、よく面白いギャグを言う人がいます。
 しかし、家で妻と娘にそのギャグを話しても、ちっとも面白がってくれません。

 妻には、「職場で笑っているのは、あなただけかもよ」と言われました。
 全く面白くないオヤジギャグを、みんなで我慢して聞いているのではないかと。

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