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プルーフ・オブ・ヘブン [心理・宗教・オカルト]

 「プルーフ・オブ・ヘヴン」エベン・アレグザンダー著 白川貴子訳(ハヤカワ文庫)


 髄膜炎で倒れた脳神経外科医が、昏睡状態で見た死後の世界について書いています。
 刊行されるや大きな話題となり、2014年のNHKスペシャルでも取り上げられました。


プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界

プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/11/29
  • メディア: Kindle版



 脳神経外科医である著者は、脳が停止すれば意識も無くなると考えていました。
 しかし2008年に昏睡状態から奇跡の生還を果たした後、考えを180度変えました。

 蝶の羽に乗った青い目の女性は、彼をどこに導いたのか? 彼女は誰だったのか?
 彼は、脳が機能しなかった7日間、いったい何を見て、何を知ったのか?

 著者は、きわめて身近に神を感じると同時に、神が無限であることが分かり・・・
 混然一体のその世界では、言葉はなくとも思考が直接自分に語りかけきて・・・

 「宇宙はひとつではない。お前の理解を超えるほど数多くの宇宙がある。しかしすべ
 ての宇宙がその中心に愛を持っている。」(P72)

 「私はその場所で、無数の宇宙に豊かな生命が息づいているのを見た。その中には人
 類よりはるかに進歩した知性を備えるものたちもいた。数限りない高次の次元がある
 ことも知った。(中略)そして高次の世界からは、こちらの世界の時間や場所に自由
 につながることができるのだ。」(P73)

 「人間はこの世界で神なる存在に向かって成長する役割を担い、その歩みは高次の存
 在たち―魂や輝く光体—によってつねに見守られ続けているのである。」(P120)

 「もうひとつの世界は物理的に遠い場所ではなく、周波数が異なるところに存在して
 いるのだ。いまこの場所にあるにもかかわらず、その世界が顕現する周波数帯に同期
 することができないために、われわれはそのことに気づかずにいる。」(P209)

 という具合に、臨死体験で垣間見た死後の世界のことが報告されています。
 「ムー民」的にはとてもワクワクする内容で、「死後の世界はある」と思えてきます。

 著者が脳神経外科で、臨死体験現象を批判的に見てきた人だけに、真実味があります。
 ただし、ややもの足りなかったです。あちらでの体験をもう少し詳しく知りたかった。

 著者エベン医師は、臨死体験研究で有名なレイモンド・ムーディーと対話しています。
 それが、DVDで出ていたのですが、現在は絶版。レンタルできればいいのですが。




DVD「プルーフ・オブ・ヘヴン」を超えた対話 (<DVD>)

DVD「プルーフ・オブ・ヘヴン」を超えた対話 (<DVD>)

  • 出版社/メーカー: ナチュラルスピリット
  • 発売日: 2014/08/21
  • メディア: DVD-ROM



 臨死体験と言ったら、やっぱり立花隆の本でしょう。基本文献です。
 「臨死体験(上)」→ https://ike-pyon.blog.ss-blog.jp/2019-12-12
 「臨死体験(下)」→ https://ike-pyon.blog.ss-blog.jp/2019-12-27

 さいごに。(すぐ寝てしまう)

 最近寒くて体力を使うためか、夕食の後にこたつに入ると眠くなってしまいます。
 その対策として、食卓で勉強している娘と対面して、読書することにしました。

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