巨人たちの星1 [20世紀アメリカ文学]
「巨人たちの星」 ジェイムズ・P・ホーガン作 池央耿訳 (創元推理文庫)
ガニメアンの末裔チューリアンと、地球を狙うジェヴレニーズとの戦いの物語です。
「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」に続く第三弾で、様々な謎が解けます。
地球で歓迎を受けたガニメアンは、巨人たちの星を目指して旅立っていきました。
そして、彼らが到着する前に、巨人たちの星からメッセージが送られてきました。
驚くことに巨人たち(チューリアン)は、地球のことを知り尽くしていたのです。
「この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない・・・」
しかもチューリアンは、地球人がガニメアンの脅威であると、認識していました。
地球を監視する者は、情報を故意に歪曲して、チューリアンに伝えているのでは?
それにもかかわらず、国連は誤解を解消しようという努力を、全くしていません。
国連の上層部では、なにやら陰謀が企てられているような気配がします。
そこでハント博士らは、秘密裏にチューリアンとのホットラインを設けて・・・
ハントらは椅子に座った瞬間に、チューリアンの世界に入り込んでいて・・・
人工知能ヴィザーによるバーチャルリアリティの描写は、実にみごとです。
知覚が超光速で伝送され、宇宙の果ての相手とリアルタイムで対話できるのです。
そうしている間にも、ガニメアンたちの宇宙船には危機が迫っていて・・・
ヴィザーに接続して、ガニメアン、チューリアン、地球人が一堂に会し・・・
ジェブレンとは何者なのか? 彼らの狙いはいったい何なのか?
これまで何をしてきたのか? これからいったい何をする気なのか?
今回も、ハントとダンチェッカーのコンビが大活躍します
彼らが、二人が論理的に導いた解釈は、あっと驚くような内容で・・・
アメリカ人とソヴィエトの人間が、お互いに協力し合う場面は心温まります。
地球人とガニメアンとの、人種を超えた友情もまた、感動的です。
また、所々に表れる作者の文明批判や社会批判が、作品を奥深くしています。
次のような記述に、作者の一番言いたかったことがあるのではないでしょうか?
「生産性がどんなに向上しても、労働の質が変わるだけで、人が労働そのものから
解放されることはない。一般大衆が自分たちの労働の成果である富と自由を与えら
れないとしたら、いったいその収穫は誰が持ち去っているのだろうか?」(P252)
さて、ようやく333ページまできました。内容が濃いのでなかなか進みません。
チューリアンとジェブレンの対決は避けられません。このあとも、楽しみです。
さいごに。(すごーく疲れーたー)
ユーチューブで、グッチ裕三の「1週間」を見つけました。懐かしい!
ディープパープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の替え歌です。
「すごーく疲れーたー 休んでいいですかい?」 サイコーです。
ほかにも「犬のおまわりさん」などもオススメ。久々に爆笑しました。
ガニメアンの末裔チューリアンと、地球を狙うジェヴレニーズとの戦いの物語です。
「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」に続く第三弾で、様々な謎が解けます。
地球で歓迎を受けたガニメアンは、巨人たちの星を目指して旅立っていきました。
そして、彼らが到着する前に、巨人たちの星からメッセージが送られてきました。
驚くことに巨人たち(チューリアン)は、地球のことを知り尽くしていたのです。
「この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない・・・」
しかもチューリアンは、地球人がガニメアンの脅威であると、認識していました。
地球を監視する者は、情報を故意に歪曲して、チューリアンに伝えているのでは?
それにもかかわらず、国連は誤解を解消しようという努力を、全くしていません。
国連の上層部では、なにやら陰謀が企てられているような気配がします。
そこでハント博士らは、秘密裏にチューリアンとのホットラインを設けて・・・
ハントらは椅子に座った瞬間に、チューリアンの世界に入り込んでいて・・・
人工知能ヴィザーによるバーチャルリアリティの描写は、実にみごとです。
知覚が超光速で伝送され、宇宙の果ての相手とリアルタイムで対話できるのです。
そうしている間にも、ガニメアンたちの宇宙船には危機が迫っていて・・・
ヴィザーに接続して、ガニメアン、チューリアン、地球人が一堂に会し・・・
ジェブレンとは何者なのか? 彼らの狙いはいったい何なのか?
これまで何をしてきたのか? これからいったい何をする気なのか?
今回も、ハントとダンチェッカーのコンビが大活躍します
彼らが、二人が論理的に導いた解釈は、あっと驚くような内容で・・・
アメリカ人とソヴィエトの人間が、お互いに協力し合う場面は心温まります。
地球人とガニメアンとの、人種を超えた友情もまた、感動的です。
また、所々に表れる作者の文明批判や社会批判が、作品を奥深くしています。
次のような記述に、作者の一番言いたかったことがあるのではないでしょうか?
「生産性がどんなに向上しても、労働の質が変わるだけで、人が労働そのものから
解放されることはない。一般大衆が自分たちの労働の成果である富と自由を与えら
れないとしたら、いったいその収穫は誰が持ち去っているのだろうか?」(P252)
さて、ようやく333ページまできました。内容が濃いのでなかなか進みません。
チューリアンとジェブレンの対決は避けられません。このあとも、楽しみです。
さいごに。(すごーく疲れーたー)
ユーチューブで、グッチ裕三の「1週間」を見つけました。懐かしい!
ディープパープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の替え歌です。
「すごーく疲れーたー 休んでいいですかい?」 サイコーです。
ほかにも「犬のおまわりさん」などもオススメ。久々に爆笑しました。
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