ガラスの動物園 [20世紀アメリカ文学]
「ガラスの動物園」 T・ウィリアムズ作 小田島雄志訳 (新潮文庫)
極度に内気で引きこもりのローラと、彼女を取り巻く家族を描いた戯曲です。
T・ウィリアムズの出世作で、二度も映画化されています。
現在、新潮文庫で読むことができます。
ローラは、脚に軽度の障害があるため、内気で引きこもりがちな女性です。
心を閉ざしているローラにとって、友達は、ガラス細工の動物たちだけです。
母親アマンダは、ローラがこのままオールドミスになることを、心配しています。
ローラの弟トムは、あるとき、職場の同僚のジムを、夕食に招待しましたが…
なかなか面白い展開です。会話も楽しいです。
特に、ローラとジムが親密になってくるところからは、流れるように進みます。
しかし、この結末は!
これでは、救いがありませんよ。
この劇は、自伝的作品で、語り手のトムは、T・ウィリアムズ本人の投影です。
ローラのモデルは、作者の姉ローズで、彼女もまた精神を病んでいました。
ローズの手術の失敗が、T・ウィリアムズに、深い傷を残したのだそうです。
その心の傷が、この劇を、救いの無いものにしているのでしょうか。
余談ですが、彼はゲイとしても有名で、三島由紀夫と親しかったそうです。
また、ゲイを嫌う少年たちから、殴られたこともあるのだとか。
T・ウィリアムズの、心の闇は深そうです。
さて、「欲望という名の電車」も有名な戯曲です。
これを、T・ウィリアムズの代表作と考える人は、多いです。
さいごに。(金環日食)
21日の出勤前、家族三人で、金環日食を観測しました。感動しました!
薄い雲が、フィルターのように太陽を覆っていたため、肉眼で見えました。
(ほんとは、ダメ。娘にはフィルターを使わせました。)
極度に内気で引きこもりのローラと、彼女を取り巻く家族を描いた戯曲です。
T・ウィリアムズの出世作で、二度も映画化されています。
現在、新潮文庫で読むことができます。
ローラは、脚に軽度の障害があるため、内気で引きこもりがちな女性です。
心を閉ざしているローラにとって、友達は、ガラス細工の動物たちだけです。
母親アマンダは、ローラがこのままオールドミスになることを、心配しています。
ローラの弟トムは、あるとき、職場の同僚のジムを、夕食に招待しましたが…
なかなか面白い展開です。会話も楽しいです。
特に、ローラとジムが親密になってくるところからは、流れるように進みます。
しかし、この結末は!
これでは、救いがありませんよ。
この劇は、自伝的作品で、語り手のトムは、T・ウィリアムズ本人の投影です。
ローラのモデルは、作者の姉ローズで、彼女もまた精神を病んでいました。
ローズの手術の失敗が、T・ウィリアムズに、深い傷を残したのだそうです。
その心の傷が、この劇を、救いの無いものにしているのでしょうか。
余談ですが、彼はゲイとしても有名で、三島由紀夫と親しかったそうです。
また、ゲイを嫌う少年たちから、殴られたこともあるのだとか。
T・ウィリアムズの、心の闇は深そうです。
さて、「欲望という名の電車」も有名な戯曲です。
これを、T・ウィリアムズの代表作と考える人は、多いです。
さいごに。(金環日食)
21日の出勤前、家族三人で、金環日食を観測しました。感動しました!
薄い雲が、フィルターのように太陽を覆っていたため、肉眼で見えました。
(ほんとは、ダメ。娘にはフィルターを使わせました。)
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