SSブログ

ノルウェイの森 [日本の現代文学]

 「ノルウェイの森」 村上春樹 (講談社文庫)


 日本の恋愛小説を代表する大傑作です。それ以上、どんな説明がいるでしょうか。
 1987年に出て、大ベストセラーになりました。

 現在、講談社文庫から、上下二分冊で出ています。


ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/09/15
  • メディア: ペーパーバック



ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/09/15
  • メディア: ペーパーバック



 大学1年生のワタナベは、高校時代の同級生の直子に、東京で偶然に出会いました。
 直子の20歳の誕生日に、ワタナベは直子と一度だけ結ばれます。

 しかし、直子の心の中には、暗い闇の部分がありました。
 直子はワタナベに何も告げずに、アパートを引き払い、消息不明になってしまいます。

 その後、ワタナベは緑という活発な女性と出会い、お互いにひかれていきます。
 しばらくして、直子からの手紙が届き、阿美寮という施設にいることを知ります。
 ワタナベは直子に会いに行きますが…

 この小説が出た1987年、私は大学2年生でした。
 学生協の書籍部にも、赤い上巻と緑の下巻が並んで平積みされていたのを思い出します。

 当時は、ほとんどの大学生が、読んでいたのではないでしょうか。
 「ノルウェイの森ってなに?」なんて言ったら、とても恥ずかしい思いをしたでしょう。 

 そういう私は、「まだ読んでないの?」と友人に言われて仕方なく読み始めたのでした。
 最初は気乗りしなかったのだけど、読み出すと止まらなくなりました。

 最後は、せつなくて、せつなくて…
 物語の余韻にどっぷり浸って、なかなか現実世界に復帰できませんでした。
 読み終わると同時に、もう一度、最初から最後まで読み返しました。

 今までに、5~6回は読み返しています。
 「ノルウェイの森」は、当時も今も、私にとってバイブルです。

 それから、この小説がきっかけで、ビートルズを聴き始めました。
 「ラバーソウル」は、いつのまにか愛聴盤になっていました。

 さて、この小説は映画化されています。先日、TV放映されましたね。
 原作にだいたい忠実で、映像もきれいで、良かったです。

 松山ケンイチの「ワタナベ」は、雰囲気がよく出ていました。
 菊池凛子の「直子」も、ほぼ私のイメージ通りでした。

 ただ「緑」については、もっとブッ飛んだイメージにしてほしかった。
 それから、レイコさん。原作にも言えることですが、最後のあの場面はいらない。

 さいごに。(給料日にうどん屋へ)

 給料が入ったら、久々に家族で外食しようと考えていました。
 ところが、給料の下げ幅が、とても大きくて…
 手当てが削られることは、聞いてはいたのですが、まさかここまでとは。

 結局、うどん屋に行きました。もちろん、セルフのうどん屋です。
 それでも娘は、とても喜んでくれましたが。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。