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ロボット [20世紀その他文学]

 「ロボット」 チャペック作 千野栄一訳 (岩波文庫)


 ロボットに労働を押し付けていた人類が、逆にロボットに追い詰められる物語です。
 チャペックを代表するSF劇で、「ロボット」という語を広めた作品です。

 現在、岩波文庫で読むことができます。
 訳は分かりやすくて、所々に初演の時の写真が入っていて、楽しいです。


ロボット (岩波文庫)

ロボット (岩波文庫)

  • 作者: カレル・チャペック
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/03/14
  • メディア: 文庫



 人類は、ロボットを大量生産して、自分たちの代わりに、労働させています。
 心が無くて感情が無いロボットは、人類にとって利用価値の高いものでした。

 やがて、大量のロボットが世界にゆきわたり、軍事用に開発されたものまで現れると、
 ロボットたちは団結し、武器を取り、人類に対して反乱を起こし・・・

 よく知られたストーリーです。
 はたして機械文明は、本当に人類を幸せにするのか、と考えさせられます。

 一方、労働から解放された人類は、繁殖できなくなってしまいます。
 労働は生きるためには必要なものということか?
 人類のあり方についても、また考えさせられます。

 ところで、これは戯曲です。
 いったいどのように、ロボット役は演じられたのか?
 気になっていたのですが、ちゃんと写真が収録されていました。(P33・P185)

 ロボットといっても、人造人間であって、我々のイメージとは違います。
 むしろ、フランケンシュタインに近いでしょうか。

 さいごに。(ボルトのオリンピック)

 今、4×100mリレーが終わったところで、ジャマイカが世界新での優勝。
 100mと200mと合わせて、ボルトは、二大会連続三冠!
 ボルトだけはライブで見たため、ボルトが登場すると寝不足になりました。

 日本チームもよく走りました。5位入賞は立派。
 しかも、まだまだこれから速くなりそうなチームです。

 ところで、私は明日13日から15日まで、東京へ出張です。
 毎年この時期に、大事な出張が入ってしまいます。

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