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夏への扉 [20世紀アメリカ文学]

 「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン作 福島正実訳 (ハヤカワ文庫)


 親友と恋人に裏切られた男が、タイムトラベルをして失った物を取り戻す物語です。
 日本でとても人気のある作品で、猫小説としても愛読されています。

 ハヤカワ文庫から出ている福島訳が定番。少し古さを感じますが、読みやすいです。
 2009年に、早川書房から新訳版が出ました。文庫化されることを期待しています。


夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ロバート・A. ハインライン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/01/30
  • メディア: 新書



夏への扉[新訳版]

夏への扉[新訳版]

  • 作者: ロバート・A・ハインライン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 発明家のダンは、家事用のロボット「文化女中器」を発明しました。
 しかし、恋人に裏切られ、共同経営者の親友には会社を乗っ取られてしまいました。

 失意のダンは、冷凍睡眠保険と契約し、未来へ旅立つ決意をしました。
 そして30年後の2000年。ダンは、文化女中器の製造会社に就職しました。

 そこで、ダンが見たものは…
 真実を知るために、今度は過去へ旅立って…

 展開はとても面白いのですが、御都合主義的で、不自然さを感じる場面が多いです。
 突っ込みどころ満載で(何度も行ったり来たりしすぎだろ)、そこがまた楽しい。

 何も考えずに、単純に物語を楽しむのなら、これほど面白い作品はありません。
 要所要所で登場する猫のピートも、いい味を出しています。

 SFハンドブック(1990年)のオールタイムベストでは、堂々1位を獲得しました。
 私が読んだのも、20年ほど前のこと。新訳が文庫化されたら、ぜひ読みたいです。


SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)

SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1990/07/15
  • メディア: 文庫



 さいごに。(運動会)

 土曜日は、娘の小学校の運動会でした。
 かけっこは、6人で走って4番。

 不覚にも、喜んでしまいました。
 練習では、いつも5番だと言っていたので。

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