アスパンの恋文 [19世紀アメリカ文学]
「アスパンの恋文」 ヘンリー・ジェイムズ作 行方(なめかた)昭夫訳 (岩波文庫)
アメリカの大詩人アスパンの手紙を探して、ベニスにやってきた青年文士の物語です。
ヘンリー・ジェイムズの中期に書かれた、中編小説の傑作です。
現在、岩波文庫から出ています。
行方(なめかた)訳は、比較的新しくて、とても分かりやすかったです。
アメリカの大詩人アスパンは、かつてベニスで美しい女性と恋に落ちました。
彼女はミス・ボルドロー。すでにかなり高齢ですが、まだ健在でした。
ミス・ボルドローのもとには、アスパンからの手紙が残っているはずだ。
そう確信した「わたし」は、その手紙を求めて、ベニスにやってきました。
ミス・ボルドローに警戒されないように、偽名を使って屋敷に下宿して・・・
彼女には、ミス・ティータという、オールドミスの姪がいて・・・
アスパンの恋文は本当にあるのか? どこに隠されているのか?
しだいに明かされてゆく真実。そして、意外な展開。
19世紀のベニスを舞台にした、異国情緒あふれる小説です。
一生のほとんどを外国で過ごしたという、ジェイムズらしい作品です。
ところで、ジェイムズの傑作は、やはり「ある婦人の肖像」と「大使たち」です。
どちらも品切れで読めないのですが・・・
なんと、品切れだった「大使たち」の上巻を、近所の書店で発見! 即購入。
下巻は在庫僅少なので、ネットで注文しました。これで「大使たち」が読めます。
さいごに。(田貫湖)
先日、田貫湖に行ってきました。
標高が高いため桜にはまだ早く、寒くて昼にはみぞれが降ってきました。
アメリカの大詩人アスパンの手紙を探して、ベニスにやってきた青年文士の物語です。
ヘンリー・ジェイムズの中期に書かれた、中編小説の傑作です。
現在、岩波文庫から出ています。
行方(なめかた)訳は、比較的新しくて、とても分かりやすかったです。
アメリカの大詩人アスパンは、かつてベニスで美しい女性と恋に落ちました。
彼女はミス・ボルドロー。すでにかなり高齢ですが、まだ健在でした。
ミス・ボルドローのもとには、アスパンからの手紙が残っているはずだ。
そう確信した「わたし」は、その手紙を求めて、ベニスにやってきました。
ミス・ボルドローに警戒されないように、偽名を使って屋敷に下宿して・・・
彼女には、ミス・ティータという、オールドミスの姪がいて・・・
アスパンの恋文は本当にあるのか? どこに隠されているのか?
しだいに明かされてゆく真実。そして、意外な展開。
19世紀のベニスを舞台にした、異国情緒あふれる小説です。
一生のほとんどを外国で過ごしたという、ジェイムズらしい作品です。
ところで、ジェイムズの傑作は、やはり「ある婦人の肖像」と「大使たち」です。
どちらも品切れで読めないのですが・・・
なんと、品切れだった「大使たち」の上巻を、近所の書店で発見! 即購入。
下巻は在庫僅少なので、ネットで注文しました。これで「大使たち」が読めます。
さいごに。(田貫湖)
先日、田貫湖に行ってきました。
標高が高いため桜にはまだ早く、寒くて昼にはみぞれが降ってきました。
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