アミ 小さな宇宙人 [20世紀その他文学]
「アミ 小さな宇宙人」 エンリケ・バリオス作 石原彰二訳 (徳間文庫)
一人の少年が、小さな宇宙人アミと交流を通して、様々なことを学ぶ物語です。
作者はチリの作家。2000年に出て、爆発的に売れた小説です。
徳間文庫から出ています。訳はとても分かりやすいです。
しかも、さくらももこのかわいい挿し絵入りです。
去年の夏、ベドゥリート少年は、海に落ちていくUFOを目撃しました。
UFOに乘っていたのは、アミという小さな宇宙人でした。
アミと交流しながら、ベドゥリートはさまざまなことを学びます。
あるとき、少年はUFOに同乗して・・・
私は7年前に、「星の王子さま」のような内容を期待して、この小説を読みました。
しかし、かわいい挿し絵に騙されてしまった。宇宙人に違和感。
「星の王子さま」は、姿も言葉も、ほんとうにかわいらしかった。
「アミ」は、姿はかわいらしいのですが、言っていることは少ししゃらくさい。
宇宙の基本は「愛」。その障害になっているのはエゴ。
人類の進歩は、エゴを減らし愛を増やすこと。というお説教は、まだよい。
自分たちの文明に比べて、地球はまだ未開状態にあるとか。
地球は消滅の危機にある、だから救済計画に従って我々は行動しているとか。
ずいぶん上から目線で偉そうです。
「大きなお世話だ」と言いたくなります。
また、価値観が偏っていて、自分の勝手な考えを押し付けるところもあります。
猛獣や毒蛇は最も愛から遠いとか。肉食はダメだから、植物の実を食べるとか。
見かけはかわいらしい少年。でも、中身は口うるさいおじさん。
私ならこの本のタイトルを、「小さなおっさんの大きなお世話」としますね。
しかし、レヴューを読むと、「感動した」という感想が圧倒的に多いです。
しかも、この小説を実話(!)として、受け取っている人までいます。
軽い読み物として割り切れば、面白い作品かもしれません。
しかし、内容には充分注意が必要だと、個人的には思いました。
さいごに。(娘からのメール2)
最近、仕事の関係で、帰宅が遅い日が続いています。
娘から「早く帰ってきて」と言われると、全て投げ出して帰りたくなります。
一人の少年が、小さな宇宙人アミと交流を通して、様々なことを学ぶ物語です。
作者はチリの作家。2000年に出て、爆発的に売れた小説です。
徳間文庫から出ています。訳はとても分かりやすいです。
しかも、さくらももこのかわいい挿し絵入りです。
去年の夏、ベドゥリート少年は、海に落ちていくUFOを目撃しました。
UFOに乘っていたのは、アミという小さな宇宙人でした。
アミと交流しながら、ベドゥリートはさまざまなことを学びます。
あるとき、少年はUFOに同乗して・・・
私は7年前に、「星の王子さま」のような内容を期待して、この小説を読みました。
しかし、かわいい挿し絵に騙されてしまった。宇宙人に違和感。
「星の王子さま」は、姿も言葉も、ほんとうにかわいらしかった。
「アミ」は、姿はかわいらしいのですが、言っていることは少ししゃらくさい。
宇宙の基本は「愛」。その障害になっているのはエゴ。
人類の進歩は、エゴを減らし愛を増やすこと。というお説教は、まだよい。
自分たちの文明に比べて、地球はまだ未開状態にあるとか。
地球は消滅の危機にある、だから救済計画に従って我々は行動しているとか。
ずいぶん上から目線で偉そうです。
「大きなお世話だ」と言いたくなります。
また、価値観が偏っていて、自分の勝手な考えを押し付けるところもあります。
猛獣や毒蛇は最も愛から遠いとか。肉食はダメだから、植物の実を食べるとか。
見かけはかわいらしい少年。でも、中身は口うるさいおじさん。
私ならこの本のタイトルを、「小さなおっさんの大きなお世話」としますね。
しかし、レヴューを読むと、「感動した」という感想が圧倒的に多いです。
しかも、この小説を実話(!)として、受け取っている人までいます。
軽い読み物として割り切れば、面白い作品かもしれません。
しかし、内容には充分注意が必要だと、個人的には思いました。
さいごに。(娘からのメール2)
最近、仕事の関係で、帰宅が遅い日が続いています。
娘から「早く帰ってきて」と言われると、全て投げ出して帰りたくなります。
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