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2019年6月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年7月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・7/11 「ロビン・フッドの愉快な冒険」ハワード・パイル(古典新訳文庫)
 → ロビン・フッドものの傑作。児童向きだが読んでみたい。気になる。


◎ おまけ1(岩波文庫重版)

 6月14日に、岩波文庫の「唐宋伝奇集」が重版されました。
 上下二冊です。これでまた、読みたい本が増えてしまった!


◎ おまけ2(「世界文学大図鑑」)

 図書館から「世界文学大図鑑」という書籍を借りてきました。
 世界文学の主な潮流を、分かりやすく解説していて参考になっています。

 面白いのは時代区分です。以下のように、なかなかユニークです。
 世界文学全体の潮流を、このようにまとめたものは珍しいのでは?

・紀元前3000年~後1300年 「英雄と伝説」
 (口承されてきた英雄や神々の事績が文字で記され、叙事詩や演劇が誕生した)
・1300年~1800年 「ルネサンスから啓蒙主義へ」
 (ルネサンスにより、宗教的な書物から人間的な散文体の物語へ、主流が移った)
・1800年~1855年 「ロマン主義と小説の台頭」
 (産業革命により社会が変革され、個人の内面が重視されロマン主義が流行した)
・1855年~1900年 「現実の生活を描く」
 (小説は大衆のものとなり、様々な階級の現実を描いた写実主義小説が流行した)
・1900年~1945年 「伝統を破壊する」
 (二度の戦争が社会を破壊し、文学者のこれまでの取り組みを断絶させた)
・1945年~1970年 「戦後の文学」
 (文学は戦争への反省や戦後の冷静を扱い、南米やアフリカの作家が注目された)
・1970年~現在   「現代文学」
 (世界はグローバル化し、多様な文化が受け入れられ、様々な作品が誕生した)

 古代と中世をひとまとめにして、「英雄と伝説」の時代となっています。
 そしてその時代の最後に「源氏物語」が登場します。

 「源氏物語」は、西欧における小説の登場を先取りしたとされています。
 世界文学的に、重要な位置付けがされていて、ちょっと嬉しかったです。


◎ おまけ3(文喫の記事)

 入場料1500円の本屋さん「文喫」の記事が、メールで送られてきました。
 その中で興味深かったのは、次のような一節です。

 「本を買うことが日常から非日常の行動へとかわりつつあるなか、『読書
 の楽しみや、本のある空間で過ごす時間を体験しにいく場所』」

 新刊書店が次々と消滅し、繁華街に出なければ新刊本が買えない現在、
 紙の本を手にとって買う行為は、ぜいたくなことになってしまいました。

 私にとって、街に出て本を買うことは、一種の祝祭です。
 文喫には、1500円払ってでも入りたい。そこは、本のテーマパークです。

 「恋に落ちる本屋さん。入場料1500円の「文喫」で運命の一冊探し」
 → https://i.mag2.jp/r?aid=a5d12d442738b6


◎ さいごに。(自転車でこけた)

 うちの子はボンヤリさんなので、自転車通学になって登下校を心配していました。
 先日下校中にこけて、右ひざをひどくぶつけ、学校から電話がかかってきました。

 すぐに病院に連れて行きました。心配することはないようです。
 しかし、このため日曜日の陸上のデビュー戦には、出られなくなりました。残念!

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