紳士の作法ほか [読書・ライフスタイル]
「紳士の作法」 板坂元 (PHP文庫)
食事や仕事のマナーについて、お洒落の達人がこだわりを持って語ったエッセイです。
板坂元のマナー本の傑作の一つ。PHP文庫から出ていましたが、現在は絶版です。
「紳士の作法」は、「食の作法」「ビジネスマンの作法」「作法の真髄」の三部構成。
30歳でお洒落に目覚めた私が、むさぼるように読んだ、板坂マナー本の中の一冊です。
ルイ14世はなぜフォークを使わず指で食べたのか、中東で左手を使わないのはなぜか、
ナプキンはどのように使うべきか、広口のシャンペングラスは何をかたどったのか、
乾杯でグラスをカチリと合わせるのはなぜか、乾杯のグラスを割ったのはなぜか・・・
などなど、さまざまなマナーの薀蓄が語られていて、知的好奇心を満たしてくれます。
特に、アメリカの大統領は背が高くないと成功しない、という話は面白かったです。
1976年カーターとフォードのTV討論で、両者はお互いどのような注文をつけたか、
1980年レーガンとカーターのTV討論後、レーガンに世論が傾いたのはなぜか・・・
しかし、私にとって最大の教えは、「作法の真髄」を通して語られています。
それは、「その人の人生観や世界観は、服装を通して表現される」ということです。
特に、「英国紳士のファッション その先覚者のはなし」と「一流の洒落者」は必読。
この章を読んでブランメルを知り、その伝記「ダンディズム」を手に取ったのです。
「ダンディズム 栄光と悲劇」→ https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2019-04-23
さて、板坂元の著書は数多いので、中には似たような書名の似たような本もあります。
「紳士の作法」は、書名的にも内容的にも「男の作法」の姉妹編と言えるでしょう。
「男の作法」「男のたしなみ」「男のこだわり」は、「板坂元『男』三部作」です。
これに「紳士の作法」を加えれば、板坂元ワールドができあがります。
これら4作を執筆順にまとめると次のようになります。
いずれもPHP文庫から出ました。この4作は、私の中ではワンセットです。
1993年(71歳)「男の作法」
1995年(73歳)「紳士の作法」
1996年(74歳)「男のこだわり」(旧題「紳士の悦楽」)
1997年(75歳)「男のたしなみ」
「男の作法」→ https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2018-04-19
「男のたしなみ」「男のこだわり」→ https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2019-07-05
このほかにも板坂元には、知的行き方に関する著書などが多数もあります。
たとえば「人生という時間の過ごし方」は、板坂元流「知的生活の方法」です。
また、同じPHP文庫から、「人生後半」シリーズが出ていますが、絶版です。
今、人生の後半に入って、これらを買っておかなかったことを後悔しています。
さいごに。(部活に塾に)
部活動が本格化し、娘の帰りは毎日、夜の7時を過ぎるようになりました。
火曜日と金曜日は、部活のあとに塾もあって、帰りは8時半。大変そうです。
食事や仕事のマナーについて、お洒落の達人がこだわりを持って語ったエッセイです。
板坂元のマナー本の傑作の一つ。PHP文庫から出ていましたが、現在は絶版です。
「紳士の作法」は、「食の作法」「ビジネスマンの作法」「作法の真髄」の三部構成。
30歳でお洒落に目覚めた私が、むさぼるように読んだ、板坂マナー本の中の一冊です。
ルイ14世はなぜフォークを使わず指で食べたのか、中東で左手を使わないのはなぜか、
ナプキンはどのように使うべきか、広口のシャンペングラスは何をかたどったのか、
乾杯でグラスをカチリと合わせるのはなぜか、乾杯のグラスを割ったのはなぜか・・・
などなど、さまざまなマナーの薀蓄が語られていて、知的好奇心を満たしてくれます。
特に、アメリカの大統領は背が高くないと成功しない、という話は面白かったです。
1976年カーターとフォードのTV討論で、両者はお互いどのような注文をつけたか、
1980年レーガンとカーターのTV討論後、レーガンに世論が傾いたのはなぜか・・・
しかし、私にとって最大の教えは、「作法の真髄」を通して語られています。
それは、「その人の人生観や世界観は、服装を通して表現される」ということです。
特に、「英国紳士のファッション その先覚者のはなし」と「一流の洒落者」は必読。
この章を読んでブランメルを知り、その伝記「ダンディズム」を手に取ったのです。
「ダンディズム 栄光と悲劇」→ https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2019-04-23
さて、板坂元の著書は数多いので、中には似たような書名の似たような本もあります。
「紳士の作法」は、書名的にも内容的にも「男の作法」の姉妹編と言えるでしょう。
「男の作法」「男のたしなみ」「男のこだわり」は、「板坂元『男』三部作」です。
これに「紳士の作法」を加えれば、板坂元ワールドができあがります。
これら4作を執筆順にまとめると次のようになります。
いずれもPHP文庫から出ました。この4作は、私の中ではワンセットです。
1993年(71歳)「男の作法」
1995年(73歳)「紳士の作法」
1996年(74歳)「男のこだわり」(旧題「紳士の悦楽」)
1997年(75歳)「男のたしなみ」
「男の作法」→ https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2018-04-19
「男のたしなみ」「男のこだわり」→ https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2019-07-05
このほかにも板坂元には、知的行き方に関する著書などが多数もあります。
たとえば「人生という時間の過ごし方」は、板坂元流「知的生活の方法」です。
また、同じPHP文庫から、「人生後半」シリーズが出ていますが、絶版です。
今、人生の後半に入って、これらを買っておかなかったことを後悔しています。
さいごに。(部活に塾に)
部活動が本格化し、娘の帰りは毎日、夜の7時を過ぎるようになりました。
火曜日と金曜日は、部活のあとに塾もあって、帰りは8時半。大変そうです。
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