読書力 [その他・雑感]
「読書力」 斎藤孝 (岩波新書)
今回は文庫本ではありません。文学でもありません。
しかし、どうしても紹介したい本です。
読書の重要性を訴えて有名な、明治大教授の斎藤孝氏の読書論です。
現在、岩波新書から出ています。
氏の持論は明快です。
「本は読んでも読まなくてもいいというものではない。
読まなければいけないものだ。」(P5)
同感!
これほどはっきり言ってくれると、気持ちがいい。
世の中には気取った大人もいて、こんなふうに甘くささやいたりします。
読書なんて、したくないなら、しなくていいんだよ、と。
驚くことに、そう言っているのが、作家だったりする。(裏切り者)
でも、そういう言葉には、どこか欺瞞があると思います。
自己を形成する上で、絶対に読書は必要だと、私は思います。
さて、この本を読み直してみると、改めて目からうろこが落ちました。
例えば、次のような箇所。
「文庫本は持ち歩きやすい。日常でいつも本を携帯し、
時間の空きを見つけて読む。そうした読書のスタイルが、
文庫本という本のスタイルとはセットになっている。」(P9)
→ なるほど。文庫本という形態が、読書習慣に適しているわけか。
「自分の本棚には、自分が過ごしてきた読書の時間が
詰め込まれている。」(P70)
→ そうなんですよね。だから自分の本棚を眺めるのは楽しい。
「線を引いてしまえば、それは自分の本になる。(中略)
自分の刻印を残した本は、いとおしくなる。」(P136)
→ 同感。ただし私は、三色ペンではなく、シャープペンを使っています。
他にも、「本について他人に話そう」とか、「文庫100冊新書50冊を目安
にしよう」とか、「総ルビ文化を復権しよう」とか、面白い話題ばかりです。
巻末には、付録の「文庫百選」が付いていて、参考になります。
カラマーゾフを読まずに何を読むのか、と書かれていたのは、ここです。
齋藤氏は、「絶対感動本50」という単行本も出しています。
テーマは、「人間の器を大きくする名著」。
若い友人に本を勧める時に、とても参考になります。
「絶対感動本50」は、「読書入門」として、3年前に文庫化されました。
現在は、残念なことに、品切れ中のようです。
「ドストエフスキーの人間力」という本もオススメですが、品切れ中。
これを読むと、ドストエフスキーを、猛烈に読みたくなります。
2年前に、新潮文庫から出されたばかりなので、時々書店で見かけます。
さいごに。
バレンタインデーでは、私が好きなロールケーキを食べました。
とてもおいしいケーキでした。でも、もっと食べたかった。
実は、「夕食の代わりに、ケーキをまるごと一個を食べよう」と、
結婚以来、毎年提案しているのですが、今年も却下されたのです。
また、娘と妻が、二人でチョコを作ってくれました。
娘からもらう初めてのチョコです。少しずつ味わって食べています。
今回は文庫本ではありません。文学でもありません。
しかし、どうしても紹介したい本です。
読書の重要性を訴えて有名な、明治大教授の斎藤孝氏の読書論です。
現在、岩波新書から出ています。
氏の持論は明快です。
「本は読んでも読まなくてもいいというものではない。
読まなければいけないものだ。」(P5)
同感!
これほどはっきり言ってくれると、気持ちがいい。
世の中には気取った大人もいて、こんなふうに甘くささやいたりします。
読書なんて、したくないなら、しなくていいんだよ、と。
驚くことに、そう言っているのが、作家だったりする。(裏切り者)
でも、そういう言葉には、どこか欺瞞があると思います。
自己を形成する上で、絶対に読書は必要だと、私は思います。
さて、この本を読み直してみると、改めて目からうろこが落ちました。
例えば、次のような箇所。
「文庫本は持ち歩きやすい。日常でいつも本を携帯し、
時間の空きを見つけて読む。そうした読書のスタイルが、
文庫本という本のスタイルとはセットになっている。」(P9)
→ なるほど。文庫本という形態が、読書習慣に適しているわけか。
「自分の本棚には、自分が過ごしてきた読書の時間が
詰め込まれている。」(P70)
→ そうなんですよね。だから自分の本棚を眺めるのは楽しい。
「線を引いてしまえば、それは自分の本になる。(中略)
自分の刻印を残した本は、いとおしくなる。」(P136)
→ 同感。ただし私は、三色ペンではなく、シャープペンを使っています。
他にも、「本について他人に話そう」とか、「文庫100冊新書50冊を目安
にしよう」とか、「総ルビ文化を復権しよう」とか、面白い話題ばかりです。
巻末には、付録の「文庫百選」が付いていて、参考になります。
カラマーゾフを読まずに何を読むのか、と書かれていたのは、ここです。
齋藤氏は、「絶対感動本50」という単行本も出しています。
テーマは、「人間の器を大きくする名著」。
若い友人に本を勧める時に、とても参考になります。
「絶対感動本50」は、「読書入門」として、3年前に文庫化されました。
現在は、残念なことに、品切れ中のようです。
「ドストエフスキーの人間力」という本もオススメですが、品切れ中。
これを読むと、ドストエフスキーを、猛烈に読みたくなります。
2年前に、新潮文庫から出されたばかりなので、時々書店で見かけます。
さいごに。
バレンタインデーでは、私が好きなロールケーキを食べました。
とてもおいしいケーキでした。でも、もっと食べたかった。
実は、「夕食の代わりに、ケーキをまるごと一個を食べよう」と、
結婚以来、毎年提案しているのですが、今年も却下されたのです。
また、娘と妻が、二人でチョコを作ってくれました。
娘からもらう初めてのチョコです。少しずつ味わって食べています。
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