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8月発売予定の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 来月8月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 まずは、文学の名作から。発売日淳です。

 08/09「アントニーとクレオパトラ」シェイクスピア(ちくま文庫)
 → 好評の松岡訳のシェイクスピア全集。その第21巻。

 08/10「詐欺師フェーリクス・クルルの告白(上)」マン(古典新訳文庫)
 → 面白さで定評のある悪漢小説、待望の新訳。

 08/18「ワシントン・スクエア」ヘンリー・ジェイムズ(岩波文庫)
 → 「女相続人」というタイトルで映画になっている作品。待望の文庫化。

 08/19「ベニスに死す」マン(集英社文庫)
 → トーマス・マンの代表作のひとつ。新訳か。訳者は誰?

 08/30「ローマ帽子の謎【新訳版】」エラリー・クイーン(創元推理文庫)
 → ホームズに続いてクイーンも新訳化開始か。全巻出揃ったら買い。

 08/30「ローマ人の物語 ローマ世界の終焉上・中・下」塩野七生(新潮文庫)
 → 文庫版もとうとう完結! ちなみに私は「ハンニバル戦記」で止まっている。

 8月の注目は、何と言っても、トーマス・マン。
 特に、「詐欺師フェーリクス・クルルの告白」は、なかなか読めなかった名作。
 よくぞ新訳で出してくれました。さすが古典新訳文庫。

 集英社文庫の「ベニスに死す」も見逃せません。
 数年前に、古典新訳文庫から、岸訳で「ヴェネツィアに死す」が出ています。
 読み比べてみたい。


ヴェネツィアに死す (光文社古典新訳文庫)

ヴェネツィアに死す (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: トーマス マン
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫



 古典新訳文庫からは、2年前に、マンの渋い短編集も出ています。さすが。


だまされた女/すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫)

だまされた女/すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: トーマス マン
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/01/08
  • メディア: 文庫



 マンと言えば、今年新訳が出た、河出文庫の「トニオ・クレーガー」にも注目。
 訳が軽快で、評判が良いようです。


トーニオ・クレーガー 他一篇 (河出文庫)

トーニオ・クレーガー 他一篇 (河出文庫)

  • 作者: トーマス・マン
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2011/01/06
  • メディア: 文庫



 この調子で、ぜひ「ブッデンブローク家の人々」も、新訳で出してほしい。
 この名作が、岩波文庫で品切れ中。(ありえない!)早く、読ませてくれ!


ブッデンブローク家の人びと 上 (岩波文庫 赤 433-1)

ブッデンブローク家の人びと 上 (岩波文庫 赤 433-1)

  • 作者: トーマス・マン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1969/09/16
  • メディア: 文庫




 さて次に、その他の気になる文庫本です。発売日順です。

 08/04「M/Dマイルス・デイヴィス(上)」菊地成孔(河出文庫)
 → 東大における伝説のジャズ講義。マイルスファンの私としては嬉しい。

 08/19「この一冊で君主論がわかる」マキャヴェッリ(知的生きかた文庫)
 → 現在マキャヴェッリがマイブーム。要チェック。

 08/23「ケルト神話の世界 上・下」ヤン・ブレキリアン(中公文庫)
 → 単行本の文庫化。ちょっとだけ気になる本。

 08/30「『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック」塩野七生(新潮文庫)
 → 単行本で出ていたもの。嬉しい文庫化。

 さいごに。

 夏風邪が流行っています。
 娘もとうとう熱を出しました。今も寝ていて苦しそうです。

 明日の夕方は、幼稚園の夏祭り。
 娘の「野菜音頭」を見るために、午後から休みをもらっています。
 熱が下がってくれると、いいのですが。

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