コンスタンティノープルの陥落 [日本の現代文学]
「コンスタンティノープルの陥落」塩野七生(新潮文庫)
1123年にわたって栄えた東ローマ帝国の首都が、陥落する場面を描いた物語です。
塩野七生の初期の名作として知られています。
現在、新潮文庫から出ています。
この本は10年近く前に、妻に勧められて、初めて読んだ塩野作品です。
すごい作品だと思いました。
まるで、この歴史的事件が、目の前に展開しているかのような錯覚を覚えました。
この目で実際に見ているかのように、当時の様子がよく理解できました。
視点は、ビザンチン帝国側とオスマン・トルコ側だけではありません。
ローマやジェノヴァやヴェネツィアなど、関連する各国に及びます。
それでいて、ばらばらな印象は、全くありません。
全ての目が、この大事件に注がれ、帝国の滅亡を、生々しく描ききっています。
しかも、登場人物の多くは、実在の人物とのこと。
つまり、ほとんど史実に基づいているのです。
どんな歴史の本も、こんなに分かりやすく、説明してくれません。
作者塩野の、資料検証の緻密さと、筆力のすごさを、感じました。
さて、肝心な攻防戦です。興奮します!
金角湾にトルコ船を入れないため、帝国側はどんな策に出たか!
一方、金角湾に船を入れるため、トルコ側はどんな策に出たか!
命をかけて帝国を守る、コンスタンティヌス11世。
野望のためには決して妥協しない、マホメッド2世。
どちらも偉大で、どちらもかっこいいです。
さて、本書は三部作のひとつです。
こののちに、「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」と続きます。
さいごに。
娘は40度近くの熱が出ました。もう、夏祭りどころじゃありません。
昨日の朝には36度に下がったものの、夜には再び38度近くに上昇。
金曜日にはキャンプに行く予定で、娘はとても楽しみにしています。
長引かなければいいのですが。
1123年にわたって栄えた東ローマ帝国の首都が、陥落する場面を描いた物語です。
塩野七生の初期の名作として知られています。
現在、新潮文庫から出ています。
この本は10年近く前に、妻に勧められて、初めて読んだ塩野作品です。
すごい作品だと思いました。
まるで、この歴史的事件が、目の前に展開しているかのような錯覚を覚えました。
この目で実際に見ているかのように、当時の様子がよく理解できました。
視点は、ビザンチン帝国側とオスマン・トルコ側だけではありません。
ローマやジェノヴァやヴェネツィアなど、関連する各国に及びます。
それでいて、ばらばらな印象は、全くありません。
全ての目が、この大事件に注がれ、帝国の滅亡を、生々しく描ききっています。
しかも、登場人物の多くは、実在の人物とのこと。
つまり、ほとんど史実に基づいているのです。
どんな歴史の本も、こんなに分かりやすく、説明してくれません。
作者塩野の、資料検証の緻密さと、筆力のすごさを、感じました。
さて、肝心な攻防戦です。興奮します!
金角湾にトルコ船を入れないため、帝国側はどんな策に出たか!
一方、金角湾に船を入れるため、トルコ側はどんな策に出たか!
命をかけて帝国を守る、コンスタンティヌス11世。
野望のためには決して妥協しない、マホメッド2世。
どちらも偉大で、どちらもかっこいいです。
さて、本書は三部作のひとつです。
こののちに、「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」と続きます。
さいごに。
娘は40度近くの熱が出ました。もう、夏祭りどころじゃありません。
昨日の朝には36度に下がったものの、夜には再び38度近くに上昇。
金曜日にはキャンプに行く予定で、娘はとても楽しみにしています。
長引かなければいいのですが。
ike-pyonさん、こんにちは。
塩野作品は一度読むとハマってしまいますね。
この3作品もいつか読もうと思いつつ、本棚に眠っています(笑)
by 柚季 (2011-08-01 13:35)
柚木さん、niceとコメントをありがとうございます。
塩野作品は、本当にはまりますね。
今読んでいる「わが友マキアヴェッリ」も、とても面白いです。
by ike-pyon (2011-08-02 04:08)