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秘密の花園 [19世紀アメリカ文学]

 「秘密の花園」 フランシス・H・バーネット作 土屋京子訳 (古典新訳文庫)


 3人の少年少女が、誰も足を踏み込まない「開かずの庭」を再生する物語です。
 1911年。19世紀末に出た「小公子」「小公女」と並んで、代表作として有名です。

 古典新訳文庫、新潮文庫などから出ています。
 古典新訳文庫版は、訳がとても分かりやすくて、活字も読みやすいです。


秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)

秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: バーネット
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/05/10
  • メディア: 文庫



 新潮文庫版の瀧口訳は、少し古いのですが、味わいのある文章です。


秘密の花園 (新潮文庫)

秘密の花園 (新潮文庫)

  • 作者: フランシス・ホジソン バーネット
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/02/02
  • メディア: 文庫



 インドで両親を亡くし、イギリスのおじに引き取られた10歳の少女メアリ。
 住むことになった大きなお屋敷は、ちょっと謎めいていました。

 めったに顔を合わせないおじ。どこからか聞こえてくる子供の泣き声。
 人の住んでいない多くの部屋。そして、四方を壁に囲まれた不思議な庭。

 あるとき、メアリはコマドリに導かれて、ひとつの鍵を見つけました。
 それから、つたに隠れていた扉を発見して・・・

 この物語は、子供向けの名作として紹介されることが多いです。
 しかし、スピリチュアルな内容です。大人が読まなければもったいない。

 愛というものを、知らずに育った少女と少年。
 愛というものを、封印してしまった男。

 花園の再生は、命の再生であり、また愛の再生でもあったのです。
 この小説に影響されて、私はうちの小さな庭にラベンダーを植えました。

 さいごに。(清泉寮のパンシチュー)

 結婚したての頃に清泉寮で食べたパンシチューが、おいしくて忘れられません。
 今年の夏のキャンプの時、清泉寮で探したのですが、見つかりませんでした。

 後日電話で問い合わせると・・・
 パンシチューを出していた喫茶室は無くなって、セレクトショップになっていて、
 もうパンシチューは食べられない、とのこと。ああ、余計に食べたくなりました。

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