絶望 [20世紀ロシア文学]
「絶望」 ナボコフ作 貝澤哉(かいざわはじめ)訳 (古典新訳文庫)
自分そっくりの男に出会った主人公が、完全犯罪を目論む物語です。
ナボコフがアメリカ移住前に、ロシア語で書いた初期の作品です。
2013年に古典新訳文庫から出ました。
この作品のロシア語原典訳は、日本初だそうです。
チョコレート工場を営むゲルマンは、プラハで自分に瓜二つの男と出会いました。
その男の名はフェリックス。浮浪者です。
フェリックスに会った直後、ゲルマンは完全犯罪を思いつきました。
一方、工場の経営はうまくいかず、妻との生活も面白くありません。
ゲルマンは、計画を実行するため、再びフェリックスに接触して・・・
これで、うまくいったと思いきや・・・
本文はゲルマンの一人称で、話は思いつくままにあちこち に飛びます。
しかも、どうもゲルマンの言ってる内容が、信用できない感じがする。
更に、ナボコフ一流の言葉遊びが入り込むので、理解しにくかったです。
ナボコフは「言葉の魔術師」と言われますが、翻訳には苦労したでしょう。
ところで、作品のタイトルは「絶望」です。
最初から、悲劇的な結末が充分予想されます。
が、それにしても、結末は意外でした。まさか、そう来るとは!
というか、そんなのありか?!
解説に書いてあるとおり、確かに映画では、こういう騙し方はできません。
小説というものの特性を、考えさせられるような作品でした。
さて、古典新訳文庫からは、「カメラ・オブスクーラ」も出ています。
名作「ロリータ」の原型とも言われている作品です。読んでおきたいです。
それから、ナボコフといったら「ロリータ」。いつか読まなくては。
「絶望」など初期作品に比べて、ずっと難解で読みにくいのだそうです。
さいごに。(25m失敗)
娘の水泳教室でテストがありましたが、25m泳ぐことに失敗しました。
実は、これで3回目の失敗です。練習ではちゃんと泳げているのですが。
呼吸が苦しくて、途中で立ってしまったのだそうです。
一番悔しいのは、娘自身だと思いますが。
自分そっくりの男に出会った主人公が、完全犯罪を目論む物語です。
ナボコフがアメリカ移住前に、ロシア語で書いた初期の作品です。
2013年に古典新訳文庫から出ました。
この作品のロシア語原典訳は、日本初だそうです。
チョコレート工場を営むゲルマンは、プラハで自分に瓜二つの男と出会いました。
その男の名はフェリックス。浮浪者です。
フェリックスに会った直後、ゲルマンは完全犯罪を思いつきました。
一方、工場の経営はうまくいかず、妻との生活も面白くありません。
ゲルマンは、計画を実行するため、再びフェリックスに接触して・・・
これで、うまくいったと思いきや・・・
本文はゲルマンの一人称で、話は思いつくままにあちこち に飛びます。
しかも、どうもゲルマンの言ってる内容が、信用できない感じがする。
更に、ナボコフ一流の言葉遊びが入り込むので、理解しにくかったです。
ナボコフは「言葉の魔術師」と言われますが、翻訳には苦労したでしょう。
ところで、作品のタイトルは「絶望」です。
最初から、悲劇的な結末が充分予想されます。
が、それにしても、結末は意外でした。まさか、そう来るとは!
というか、そんなのありか?!
解説に書いてあるとおり、確かに映画では、こういう騙し方はできません。
小説というものの特性を、考えさせられるような作品でした。
さて、古典新訳文庫からは、「カメラ・オブスクーラ」も出ています。
名作「ロリータ」の原型とも言われている作品です。読んでおきたいです。
それから、ナボコフといったら「ロリータ」。いつか読まなくては。
「絶望」など初期作品に比べて、ずっと難解で読みにくいのだそうです。
さいごに。(25m失敗)
娘の水泳教室でテストがありましたが、25m泳ぐことに失敗しました。
実は、これで3回目の失敗です。練習ではちゃんと泳げているのですが。
呼吸が苦しくて、途中で立ってしまったのだそうです。
一番悔しいのは、娘自身だと思いますが。
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