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アルケミスト [20世紀その他文学]

 「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ作 山川紘矢・山川亜希子訳 (角川文庫)


 夢で宝のありかを示唆された羊飼いの少年が、宝を探して旅をする物語です。
 ブラジル人作家コエーリョの代表作で、世界的なベストセラー小説です。

 角川ソフィア文庫から出ています。訳は分かりやすく活字も読みやすいです。
 以前は冴えないカバー絵でしたが、最近オシャレな絵になりました。


アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

  • 作者: パウロ コエーリョ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: ペーパーバック



 旅好きなサンチャゴは、羊飼いとなってアンダルシアを歩いていました。
 あるとき不思議な夢を見て、ジプシー女に夢の解釈をしてもらいました。

 「おまえはエジプトのピラミッドに行かねばならない。・・・
 そこでおまえは宝物を見つけてお金持ちになるのさ。」

 偶然出会ったセイラム王メルキゼデックの言葉に、背中を押されました。
 そして、サンチャゴはアフリカに渡り、エジプトを目指しますが・・・

 少年は宝を見つけることができるか?
 その宝とは何だったか?

 10年ほど前に、わくわくしながら読みました。内容はスピリチュアルです。
 心に響く言葉が次々と現れます。はまってしまう人は多いでしょう。

 「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するため
 に助けてくれるのだよ」(P29)

 「誰もが理解できたのに、今はもう忘れられてしまった『宇宙のことば』
 があるんだ。僕はその『宇宙のことば』を探しているんだよ。」(P83)

 このような言葉は、私たちに勇気を与えてくれます。
 この本が多くの人々に愛され読まれ続けている理由が、よく分かります。

 作者パウロ・コエーリョは、ブラジルで現在も活躍している作家です。
 「アルケミスト」など、自身の放浪の旅をもとに描いた作品が多いです。

 彼は、学業を放棄して旅に出たり、仕事を放棄して旅に出たりしています。
 ついでながら、反政府活動者と疑われて、投獄されたこともあります。

 「アルケミスト」のほか、「星の巡礼」「ベロニカは死ぬことにした」
 「11分間」など、多くの作品が角川文庫から出ています。


星の巡礼 (角川文庫)

星の巡礼 (角川文庫)

  • 作者: パウロ・コエーリョ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 文庫



ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

  • 作者: パウロ コエーリョ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/04/25
  • メディア: 文庫



11分間 (角川文庫)

11分間 (角川文庫)

  • 作者: パウロ・コエーリョ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: 文庫



 さいごに。(48歳に)

 48歳になりました。夕飯はステーキ。
 お祝いに、娘と妻が、私の大好物であるロールケーキを作ってくれました。

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