SSブログ

話を聞かない男、地図が読めない女 [理系本]

 「話を聞かない男、地図が読めない女 男脳・女脳が謎を解く」
 アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著 藤井留美訳 (主婦の友社文庫)


 男と女の違いを、誰もが思い当たる日常的行動を例に分かりやすく解説した本です。
 2000年に出た単行本が多くのマスコミに取り上げられ、一大ブームとなりました。


文庫版 話を聞かない男、地図が読めない女

文庫版 話を聞かない男、地図が読めない女

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2002/11/01
  • メディア: 文庫



 男は女にイライラしています。
 運転が下手、地図を逆さまにする、方向音痴、突然怒る、無駄なおしゃべり・・・

 女は男にイライラしています。
 鈍感、のんき、人の話を聞かない、他人の気持ちが分からない、話をしない・・・

 そのようなすれ違いを、男脳と女脳の違いから易しく解説したのがこの本です。
 脳の配線と全身を巡るホルモン。この二つが行動と思考を支配していると言います。

 男性から見ると女性はまるでレーダー探知機です。不思議なほど感覚が鋭いのです。
 私自身、妻の観察力に驚かされます。「お菓子食べたでしょ」とすぐ見抜かれます。

 子供を育て、家を守る立場上、周りの変化にすぐ気付く必要があるからだそうです。
 そして実際、女性の方が網膜にある細胞の種類が多く、周辺視野が広いと言います。

 女性は視野が広がるよう進化し、捕食者から身を守れるようになりました。
 逆に、狩猟者としての男性は、獲物を逃さないよう前方が見えるよう進化しました。

 だから例えば、私が帰宅しても妻の髪型の変化に気付かず、食卓で対面して「美容院
 に行った?」と聞く頃には、妻はプリプリしているということが起こるわけですね。

 この本を読みながら、私は何度も「なるほど!」と膝を打ちました。
 中でも最も大きな「気づき」は、「女性の沈黙は相手への罰である」ということです。

 「沈黙の罰を与えられた男が、そのことに気づくのに平均9分かかる。それまでは、
 女の沈黙をありがたいボーナスだと勘違いして、『静かなひととき』を楽しむのだ。」
 (P120)

 9分で気づく人はいいです。私はまったく気づきませんでした。
 そしていつも、静かな時間をたっぷり満喫していました!(汗)

 それでも私にとって幸いだったのは、この本と結婚後早い段階で出会ったことです。
 3月の終わりに結婚して、11月にこの文庫本を読んで、多くを学びました。

 女はなぜ直感が働くのか? なぜ嘘を見破るのか? なぜ電話が長いのか?
 なぜ理屈ではなく感情に訴えるのか? なぜすぐ共感を求めるのか? なぜ・・・

 あれから20年経ちました。そろそろ読み返す時期かもしれません。
 熟年離婚とかは嫌ですから。読めばきっとまた、多くの気づきがあると思います。

 さいごに。(結婚20周年)

 もうすぐ結婚20周年です。それにしても、よく今までお互いに我慢してきました!
 素直に相手の寛容さに感謝したいところです。(笑)

 そこで、ささやかながら、記念の旅行をしようと話していました。
 しかし、新たな変異株が出てきて計画は頓挫。しばらくは無理でしょうか。

nice!(3)  コメント(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。