キリストの誕生 [日本の現代文学]
「キリストの誕生」 遠藤周作 (新潮文庫)
イエスの死後、後継者たちによってキリスト教が広がる様子を描いた物語です。
名作「イエスの生涯」の続編です。
新潮文庫から出ています。
昨年2013年に改版されて、活字が読みやすくなりました。
イエスは無力な人として、ゴルゴタの丘で生を終えました。
しかし、イエスの死は、キリスト教を誕生させたのです。
無力だったイエスは、どのようにして「神の子」となったのか?
師を見捨てた弟子たちは、なぜ命がけで伝道するようになったのか?
イエスの後継者たちのその後の行動を追いながら、それらの謎に迫ります。
前半はペトロ(ペテロ) 、後半はポーロ(パウロ)を中心に描いています。
イエスの後継者たちに、試練は何度も訪れます。
そのたびに何度も問い直される問いがあります。
神はなぜ沈黙しているのか?
キリストはなぜ再臨しないのか?
決して現れることのない神。自分たちを救ってくれない救世主。
それなのに、なぜか強くなっていく信仰・・・
たいへん深い問題を扱っています。
遠藤独自の解釈かもしれませんが、とてもよく理解できました。
次は、「沈黙」を読み直してから、「深い河」を読んでみたいです。
「死海のほとり」も面白そうです。また読みたい本が増えてしまった。
さいごに。(花の精)
先日、娘のバレエの発表会があり、我々は最前列から見ました。
題目は「シンデレラ」。娘は「花の精」。だいぶ上達していました。
ただし、出番が少ない。出てきたと思ったら、すぐ隠れてしまう。
いつの日か、「シンデレラ」役をやる日が来るでしょうか。
イエスの死後、後継者たちによってキリスト教が広がる様子を描いた物語です。
名作「イエスの生涯」の続編です。
新潮文庫から出ています。
昨年2013年に改版されて、活字が読みやすくなりました。
イエスは無力な人として、ゴルゴタの丘で生を終えました。
しかし、イエスの死は、キリスト教を誕生させたのです。
無力だったイエスは、どのようにして「神の子」となったのか?
師を見捨てた弟子たちは、なぜ命がけで伝道するようになったのか?
イエスの後継者たちのその後の行動を追いながら、それらの謎に迫ります。
前半はペトロ(ペテロ) 、後半はポーロ(パウロ)を中心に描いています。
イエスの後継者たちに、試練は何度も訪れます。
そのたびに何度も問い直される問いがあります。
神はなぜ沈黙しているのか?
キリストはなぜ再臨しないのか?
決して現れることのない神。自分たちを救ってくれない救世主。
それなのに、なぜか強くなっていく信仰・・・
たいへん深い問題を扱っています。
遠藤独自の解釈かもしれませんが、とてもよく理解できました。
次は、「沈黙」を読み直してから、「深い河」を読んでみたいです。
「死海のほとり」も面白そうです。また読みたい本が増えてしまった。
さいごに。(花の精)
先日、娘のバレエの発表会があり、我々は最前列から見ました。
題目は「シンデレラ」。娘は「花の精」。だいぶ上達していました。
ただし、出番が少ない。出てきたと思ったら、すぐ隠れてしまう。
いつの日か、「シンデレラ」役をやる日が来るでしょうか。
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