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星の王子さま [20世紀フランス文学]

 「星の王子さま」 サン=テグジュペリ作 河野万里子訳 (新潮文庫)


 サハラ砂漠に不時着した「僕」と、星の王子さまとの、出会いと別れの物語です。
 長年にわたって売れ続け、熱狂的なファンも多い作品です。

 現在、新潮文庫、集英社文庫、古典新訳文庫ほか、多くの翻訳が出ています。
 私は新潮文庫版を読みましたが、どの訳も最近のものなので読みやすいです。


星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

  • 作者: サン=テグジュペリ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 文庫



星の王子さま (集英社文庫)

星の王子さま (集英社文庫)

  • 作者: Antoine de Saint Exup´ery
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/08/26
  • メディア: Perfect



ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)

ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: サン=テグジュペリ
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/09/07
  • メディア: 文庫



 操縦士の「僕」は、あるとき飛行機の故障で、サハラ砂漠に不時着しました。
 見渡す限り誰もいない、広大な砂漠のまん中で、ひとり飛行機を修理する「僕」。

 そこへ、輝くばかりにかわいい男の子がやってきて・・・
 その子は、ある星から来たと言うが・・・

 子供向けの童話ですが、大人が読むのにふさわしい作品です。
 内容はもちろん、随所に散りばめられた名言が、この作品の大きな魅力です。

 「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
 いちばん大切なことは、目に見えない」(P108)

 「星々が美しいのは、ここからは見えない花が、
 どこかで一輪咲いているからだね・・・」(P115)

 薄っぺらい本ですが、素晴らしい言葉にあふれています。
 「星の王子さま」から人生を学んだ、という人も多いです。

 また、かわいらしい挿絵がたくさん詰まっています。
 読んでいる間は、星の王子さまの世界に、どっぷりとつかることができます。

 ところで、箱根に「星の王子さまミュージアム」があります。
 本当に素敵な空間で、多くのファンが(ほとんどカップルで)訪れます。

 まだ出来たばかりの頃、とても勇気を出して、私は男一人で入館しました。
 博物館というよりテーマパークで、男一人で行くのはもったいなかったです。

 お土産に、王子さまの置き物を、ついつい買ってしまいました。懐かしい。
 今はTBSが運営しているようです。いつか、家族で行きたいなあ。

 さいごに。(念願の再放送)

 NHKで、「美少女戦士セーラームーン」の再放送がやっています。
 1992年から始まって、一大ブームになったTVアニメです。

 娘にとって、現在最も楽しみにしている番組で、毎回録画して見ています。
 NHKでの再放送ということは、作品として評価されているということですね。

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