紅楼夢1 [18世紀文学]
「紅楼夢」 曹雪芹作 伊藤漱平訳 (平凡社ライブラリー)
口に玉を含んで生まれた賈宝玉と、二人の美女黛玉と宝釵を巡る長編小説です。
18世紀の中頃、清朝の中期に書かれて、大いにもてはやされた作品です。
平凡社ライブラリーから出ています。挿絵があります。文庫ではありません。
伊藤氏が訳したのは1958年ですが、3度改訳されているため、読みやすいです。
主人公の賈宝玉(かほうぎょく)は、名高い賈家の栄国邸の美しい若君です。
宝玉は不思議なことに、口中に玉を含んで生まれてきました。
美しい少女の林黛玉(りんたいぎょく)は、母を亡くし栄国邸に送られました。
そこで、初めて賈宝玉と顔を合わせました。
「どこかでお会いした人みたい」と、黛玉は思います。
「この姫さんなら、お会いしたことがありますよ」と宝玉も言いますが・・・
もう一人の美少女の薛宝釵(せつほうさ)は、賈家と姻戚関係にあります。
彼女は、美しい玉の首飾りを持っていましたが、それは宝玉の玉と対で・・・
宝玉、黛玉、宝釵。
3人にはどのような因縁があるのか? 3人はどのような運命をたどるのか?
ほかにも、賈家・史家・王家・薛家・林家などの人物が、わんさと出てきます。
次から次に似たような名前が出てきて、なかなか覚えられません。
物語の舞台は、地上界だけでなく、天界にまで及んでいます。
また、現実世界の中に幻が不意に入り込んできます。
特に第五回、宝玉が夢の中で離魂天に遊び、仙女に出会う場面は印象的です。
ここで宝玉は、歌姫から仙曲「紅楼夢」を聞くのですが・・・
不思議で、奇怪で、面白くて、スケールがでっかい物語です。
さすが、大きな国土と多くの人口を抱えている中国の文学ですね。
実際この小説は長大で、平凡社ライブラリー版は全12巻です。
私は第1巻を読み終わったところ。物語はまだ始まったばかりです。
さて、2013年に岩波書店から新訳が出ました。
単行本で、1冊3500円ほど。文庫化を期待しています。
かつて岩波文庫から旧訳が出ていました。現在は品切れです。
さいごに。(ぽっちゃり系がタイプ?)
うちの娘が好きな芸能人は、クマムシのボケ担当(歌う方)と、チャンカワイ。
ふっくらした感じが良いのだとか。
しかし、どうやら娘はこの2人を、小動物のように見ているようです。
「育ててみたい」と、言っていたので。
口に玉を含んで生まれた賈宝玉と、二人の美女黛玉と宝釵を巡る長編小説です。
18世紀の中頃、清朝の中期に書かれて、大いにもてはやされた作品です。
平凡社ライブラリーから出ています。挿絵があります。文庫ではありません。
伊藤氏が訳したのは1958年ですが、3度改訳されているため、読みやすいです。
主人公の賈宝玉(かほうぎょく)は、名高い賈家の栄国邸の美しい若君です。
宝玉は不思議なことに、口中に玉を含んで生まれてきました。
美しい少女の林黛玉(りんたいぎょく)は、母を亡くし栄国邸に送られました。
そこで、初めて賈宝玉と顔を合わせました。
「どこかでお会いした人みたい」と、黛玉は思います。
「この姫さんなら、お会いしたことがありますよ」と宝玉も言いますが・・・
もう一人の美少女の薛宝釵(せつほうさ)は、賈家と姻戚関係にあります。
彼女は、美しい玉の首飾りを持っていましたが、それは宝玉の玉と対で・・・
宝玉、黛玉、宝釵。
3人にはどのような因縁があるのか? 3人はどのような運命をたどるのか?
ほかにも、賈家・史家・王家・薛家・林家などの人物が、わんさと出てきます。
次から次に似たような名前が出てきて、なかなか覚えられません。
物語の舞台は、地上界だけでなく、天界にまで及んでいます。
また、現実世界の中に幻が不意に入り込んできます。
特に第五回、宝玉が夢の中で離魂天に遊び、仙女に出会う場面は印象的です。
ここで宝玉は、歌姫から仙曲「紅楼夢」を聞くのですが・・・
不思議で、奇怪で、面白くて、スケールがでっかい物語です。
さすが、大きな国土と多くの人口を抱えている中国の文学ですね。
実際この小説は長大で、平凡社ライブラリー版は全12巻です。
私は第1巻を読み終わったところ。物語はまだ始まったばかりです。
さて、2013年に岩波書店から新訳が出ました。
単行本で、1冊3500円ほど。文庫化を期待しています。
かつて岩波文庫から旧訳が出ていました。現在は品切れです。
さいごに。(ぽっちゃり系がタイプ?)
うちの娘が好きな芸能人は、クマムシのボケ担当(歌う方)と、チャンカワイ。
ふっくらした感じが良いのだとか。
しかし、どうやら娘はこの2人を、小動物のように見ているようです。
「育ててみたい」と、言っていたので。
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