紅楼夢2 [18世紀文学]
「紅楼夢」 曹雪芹作 伊藤漱平訳 (平凡社ライブラリー)
口に玉を含んで生まれた賈宝玉と、二人の美女黛玉と宝釵を巡る長編小説です。
平凡社ライブラリーから出ています。初訳は1958年ですが、読みやすいです。
平凡社ライブラリー版の第2巻は、全120回のうち第11回から第20回までです。
この巻は、王熙凰(おうきほう)というしっかり者の夫人を中心に展開します。
「熙凰」はその能力を買われ、栄国邸と寧国邸の2家を取り仕切っています。
「元春」が入内し、屋敷に大庭園を造園し、賈家一族の繁栄は頂点に達します。
その一方で、惜しまれながら死んでいく者たちがいました。
十二美人の一人「可卿」、黛玉の父「如海」、宝玉の学友「秦鐘」など。
病床にあった可卿(かけい)は、死ぬ直前に熙凰の前に現れ・・・
病で死にかけた秦鐘(しんしょう)は、宝玉の見舞いで一旦息を吹き返し・・・
日常の中に非日常の世界がしのびこみ、時に地上界と天界がつながります。
怪しい雰囲気を保ちながら、物語は徐々に佳境に入っていきます。
この巻で最も印象的だったのは、第12回の「賈端(かずい)」の死の場面。
賈端は、王熙凰に道ならぬ恋をし、彼女の仕打ちによって病に倒れました。
病魔に侵された賈端のもとに、脚の悪い道士がやってきて鏡を授けました。
それは天界からもたらされた不思議な鏡で・・・
興味深いエピソードが次々と出てくるため、話はやたらと長くなります。
現在第2巻ですが、全12巻なので、あと10巻続くことになります。
定年退職して、時間が余るほどできたら、のんびりと続きを読みたいです。
できれば要約がほしいです。阿刀田高が出してくれたら、嬉しいのですが。
さいごに。(過酷な遠足)
先日、小学校は秋の遠足が行われました。
娘たち3年生は、4キロ離れた森へ行きました。往復8キロです。
しかも、家から学校まで2キロあるので、通学に往復4キロ歩いています。
この日は、合わせて12キロ歩いたことになります。小学生には過酷です。
口に玉を含んで生まれた賈宝玉と、二人の美女黛玉と宝釵を巡る長編小説です。
平凡社ライブラリーから出ています。初訳は1958年ですが、読みやすいです。
平凡社ライブラリー版の第2巻は、全120回のうち第11回から第20回までです。
この巻は、王熙凰(おうきほう)というしっかり者の夫人を中心に展開します。
「熙凰」はその能力を買われ、栄国邸と寧国邸の2家を取り仕切っています。
「元春」が入内し、屋敷に大庭園を造園し、賈家一族の繁栄は頂点に達します。
その一方で、惜しまれながら死んでいく者たちがいました。
十二美人の一人「可卿」、黛玉の父「如海」、宝玉の学友「秦鐘」など。
病床にあった可卿(かけい)は、死ぬ直前に熙凰の前に現れ・・・
病で死にかけた秦鐘(しんしょう)は、宝玉の見舞いで一旦息を吹き返し・・・
日常の中に非日常の世界がしのびこみ、時に地上界と天界がつながります。
怪しい雰囲気を保ちながら、物語は徐々に佳境に入っていきます。
この巻で最も印象的だったのは、第12回の「賈端(かずい)」の死の場面。
賈端は、王熙凰に道ならぬ恋をし、彼女の仕打ちによって病に倒れました。
病魔に侵された賈端のもとに、脚の悪い道士がやってきて鏡を授けました。
それは天界からもたらされた不思議な鏡で・・・
興味深いエピソードが次々と出てくるため、話はやたらと長くなります。
現在第2巻ですが、全12巻なので、あと10巻続くことになります。
定年退職して、時間が余るほどできたら、のんびりと続きを読みたいです。
できれば要約がほしいです。阿刀田高が出してくれたら、嬉しいのですが。
さいごに。(過酷な遠足)
先日、小学校は秋の遠足が行われました。
娘たち3年生は、4キロ離れた森へ行きました。往復8キロです。
しかも、家から学校まで2キロあるので、通学に往復4キロ歩いています。
この日は、合わせて12キロ歩いたことになります。小学生には過酷です。
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