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138億年宇宙の旅1 [理系本]

 「138億年宇宙の旅」 クリストフ・ガルファール著 塩原通緒訳 (ハヤカワ文庫)


 138億年の宇宙を自在に旅しながら、宇宙論の基本を学べるユニークな本です。
 文庫の帯の言葉は「ホーキング博士の直弟子によるスリリングな宇宙論入門」です。


138億年宇宙の旅(上) (ハヤカワ文庫NF)

138億年宇宙の旅(上) (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: クリストフ・ガルファール
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/06/06
  • メディア: 文庫



 この本では、これまで読んだどの旅行ガイドよりも、壮大な旅を疑似体験できます。
 太陽系、銀河系はもちろん、宇宙の果てや、50億年後の世界にまで移動するのです。

 あるとき「私」の意識は、太陽の中心部へ飛び込み、熱核融合反応を間近に見ます。
 あるとき「私」は、銀河の中心部で、ブラックホールに飲み込まれそうになります。

 あるとき「私」は、高速で宇宙を飛び、相対性理論の不思議な世界を体感します。
 あるとき「私」は、限りなく小さくなって、量子力学の奇妙な世界を垣間見ます。

 わくわくしたりハラハラしたりしながら、宇宙論の基本的なことを学んでいきます。
 下手なSF小説を読むより、はるかに面白い読書体験ができると思います。

 たとえば、量子のトンネル効果。まるで瞬間移動みたいです。
 手で粒子を捕まえたのに、いつのまにか粒子は抜け出していて・・・

 さて、この上巻はどちらかというと、宇宙論の基本知識を身につける旅でした。
 下巻は、もう少し突っ込んだ話になるようです。下巻も楽しみです。

 ところで、著者クリストフ・ガルファールは、ホーキングの直弟子だと言います。
 同じハヤカワ文庫から、理系本の名作「ホーキング宇宙を語る」も出ています。

 この本がベストセラーになった頃、私はまだ20代だったように思います。
 当時、気合を入れて読んだのですが、正直に言ってよく分かりませんでした。


ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: スティーヴン・W. ホーキング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1995/04/01
  • メディア: 文庫



 さいごに。(娘のデビュー戦)

 先日の土曜日、中学生の娘が、陸上の走高跳で競技会に出場しました。
 来てほしくないと言われましたが、私は仕事の合間にこっそり応援に行きました。

 結果は、最初の1m20を3回落として記録なし。なるほど、来てほしくないわけだ。
 しかし、出場したことで自信が付いたようで、元気よく帰ってきました。良かった。

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