指輪物語 王の帰還 1 [20世紀イギリス文学]
「指輪物語 王の帰還 上」 J・R・R・トールキン作 田中明子訳(評論社文庫)
ホビット族のフロドとその仲間たちが、冥王の指輪を破壊するため旅する物語です。
シリーズは全10巻の大作です。第三部「王の帰還」は、その8巻と9巻です。
アラゴルンは、ミナス・ティリスを救うために、死者の道を通る決意を固めました。
エオウィン姫が止めるのも顧みず、アラゴルンら一行は死者たちを従えに行きます。
「われらを通し、そして来れ! わたしはお前たちをエレヒの石に召集する。」
「予に従い来るべし。(中略)予はイシルドゥアの世継、エレスサールなれば。」
セオデン王は戦いのあと休む間もなく、ミナス・ティリスの救援に向かいました。
そのとき王は、メリーをエオウィン姫とともに国に残るよう命令しました。
しかしメリーは、若き騎士デルンヘルムに伴われて、密かに軍団に混じったのです。
出陣したデルンヘルムとメリーの前に、怪鳥に乗った敵の首領が下り立って・・・
「王の帰還 上」は、フロドとサム以外の仲間たちの物語です。
アラゴルンがかっこいい。オルサンクの石をのぞいて、サウロンを挑発したり・・・
しかし、この巻でさらに印象に残るのが、アラゴルンを愛するエオウィン姫です。
彼をとどめられないと知ると、自分も死者の道へ行く供に加えてほしいと頼みます。
つまり、命がけの恋をしているのです。
しかもその後、姫としての責務よりも自分の熱情を優先し、驚くべき行動に出ます。
「わたくしは馬に乗ることも剣を揮うこともできます。そしてわたくしには苦痛も死
も恐ろしくはありません。」
「姫よ、あなたには何が恐ろしいのですか?」と、かれはたずねました。
「檻です。」と姫はいいました。「柵の後ろに留まることです。」(P104)
そして圧巻は、怪鳥に乗った黒い騎士と対決する場面でしょう。
「愚か者め。生き身の人間の男にはおれの邪魔立てはできぬわ!」(P239)
しかし、それに答えたデルンヘルムは!・・・(ここ、サイコーです)
さて、ミナス・ティリスを守り切った一行は、今度はモルドールへ向かいます。
フロドたちの任務遂行を助けるため、陽動作戦に出ますが・・・下巻も楽しみです。
さいごに。(うっとりラーメン)
お正月休みに一度ぐらい家族で外食しよう、と言って行ったのがラーメン屋(笑)。
私が食べたのは、看板メニューの「うっ鳥ラーメン」とチャーシュー丼です。
「うっ鳥(とり)」というように鶏がらですが、白濁で濃厚なスープです。
評判のお店なので待ち時間がありましたが、待ってでも食べたいラーメンです。
ホビット族のフロドとその仲間たちが、冥王の指輪を破壊するため旅する物語です。
シリーズは全10巻の大作です。第三部「王の帰還」は、その8巻と9巻です。
アラゴルンは、ミナス・ティリスを救うために、死者の道を通る決意を固めました。
エオウィン姫が止めるのも顧みず、アラゴルンら一行は死者たちを従えに行きます。
「われらを通し、そして来れ! わたしはお前たちをエレヒの石に召集する。」
「予に従い来るべし。(中略)予はイシルドゥアの世継、エレスサールなれば。」
セオデン王は戦いのあと休む間もなく、ミナス・ティリスの救援に向かいました。
そのとき王は、メリーをエオウィン姫とともに国に残るよう命令しました。
しかしメリーは、若き騎士デルンヘルムに伴われて、密かに軍団に混じったのです。
出陣したデルンヘルムとメリーの前に、怪鳥に乗った敵の首領が下り立って・・・
「王の帰還 上」は、フロドとサム以外の仲間たちの物語です。
アラゴルンがかっこいい。オルサンクの石をのぞいて、サウロンを挑発したり・・・
しかし、この巻でさらに印象に残るのが、アラゴルンを愛するエオウィン姫です。
彼をとどめられないと知ると、自分も死者の道へ行く供に加えてほしいと頼みます。
つまり、命がけの恋をしているのです。
しかもその後、姫としての責務よりも自分の熱情を優先し、驚くべき行動に出ます。
「わたくしは馬に乗ることも剣を揮うこともできます。そしてわたくしには苦痛も死
も恐ろしくはありません。」
「姫よ、あなたには何が恐ろしいのですか?」と、かれはたずねました。
「檻です。」と姫はいいました。「柵の後ろに留まることです。」(P104)
そして圧巻は、怪鳥に乗った黒い騎士と対決する場面でしょう。
「愚か者め。生き身の人間の男にはおれの邪魔立てはできぬわ!」(P239)
しかし、それに答えたデルンヘルムは!・・・(ここ、サイコーです)
さて、ミナス・ティリスを守り切った一行は、今度はモルドールへ向かいます。
フロドたちの任務遂行を助けるため、陽動作戦に出ますが・・・下巻も楽しみです。
さいごに。(うっとりラーメン)
お正月休みに一度ぐらい家族で外食しよう、と言って行ったのがラーメン屋(笑)。
私が食べたのは、看板メニューの「うっ鳥ラーメン」とチャーシュー丼です。
「うっ鳥(とり)」というように鶏がらですが、白濁で濃厚なスープです。
評判のお店なので待ち時間がありましたが、待ってでも食べたいラーメンです。
2023-01-08 04:00
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