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学研まんが 恐竜のひみつ [理系本]

 「学研まんが 恐竜のひみつ」 川崎てつお漫画 (学習研究社・単行本)


 恐竜の知識を、漫画のストーリーを通して、分かりやすく解説した児童書です。
 初版は1972年。私が小学一年生のときに読んで、読書の楽しさを知った本です。

 表紙の恐竜が、ゴジラのように立ち上がっている姿は、今では間違いとされます。
 当時の最新の知識も、今では古くなって絶版。内容を一新した新版が出ています。


恐竜のひみつ (学研まんがひみつシリーズ 2)

恐竜のひみつ (学研まんがひみつシリーズ 2)

  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2023/02/10
  • メディア: ペーパーバック



 よしぼうと、兄のだいすけ、そしてルミ子は、恐竜について興味を持っています。
 神田はかせは、自分で作ったタイムマシンで、彼らを恐竜の世界へ案内します。

 2億5000万年前のペルム紀では、エリオプスなどの両生類が栄えていました。
 恐竜はまだ初期の段階で、エダフォサウルスなどの哺乳類型爬虫類がいました。

 1億3000万年前のジュラ紀はすでに恐竜の時代で、多くの種類が繁栄していました。
 アロサウルス、ステゴサウルス、シソチョウ、ブラキオサウルスなどがいました。

 1億年前の白亜紀では進化が進み、多くの特徴のある恐竜たちが登場しました。
 ティラノザウルス、つの竜のトリケラトプス、カモノハシ竜のトラコドンなどです。

 そしておよそ7000万年前には、火山活動や気候変動により、環境が変わりました。
 植生が変わり、餌が減り、恐竜たちはその変化に対応することができずに・・・

 というように、恐竜についての多くの知識を得ることができますが、少し古いです。
 たとえば、恐竜絶滅の原因で最有力仮説である隕石衝突説が、紹介されていません。

 それでも50年前の7歳の自分には、とてつもなく面白くて、何度も読み直しました。
 学校の図書室で借りて、返却期限がきても返さなかったので、先生に叱られました。

 特に面白かったのが、前半の、子どもたちが恐竜の世界を探検する場面です。
 ロボットのエースマンが、よしぼうを危機一髪で助ける場面は、印象に残りました。

 後半の博士の講義も、恐竜時代のどこかでやってもらえれば、さらに良かったです。
 また、中盤にある恐竜たちの紹介も、ストーリーの中でおこなってほしかったです。

 さて、この本は私の大事な思い出の本なので、以前から古本屋等で探していました。
 アマゾンで以前見たときは、たしか1万円以上していたので、手が出ませんでした。

 しかし今回、送料を入れて1000円以内だったので、ようやく手に入れられました。
 しかも、日焼けはしているものの、充分納得のいく状態だったのでありがたいです。

 この本が絶版となった後、1993年に新板が出ました。こちらも、読んでみたいです。
 ヴァーチャル・リアリティで恐竜の世界を訪れる、という設定のようで、楽しそう。


恐竜世界のひみつ (学研まんが 新・ひみつシリーズ)

恐竜世界のひみつ (学研まんが 新・ひみつシリーズ)

  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2003/07/23
  • メディア: 単行本



 さいごに。(品位が欠けるのはどちらか)

 毎日新聞のオフレコ報道での、首相秘書官の発言は、確かに品がなかったと思います。
 「あんな不愉快な話は、聞きたくなかった。」と、私の知人も言っていました。

 それにしても、あんなひどい発言は、黙殺するというのが品のある対応だと思います。
 あれをわざわざ言いふらした毎日新聞も、負けず劣らず品がないと、私は思います。

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