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オイディプス王 [古代文学]

 「ギリシア悲劇Ⅱ ソポクレス」 (ちくま文庫)


 ソポクレスが生涯にわたって作った123編のうち、現存する7編の悲劇を収録。
 中でも「オイディプス王」は、ギリシア悲劇の最高傑作と言われています。

 「オイディプス王」は、ちくま文庫、岩波文庫、新潮文庫で、読むことができます。
 私には、ちくま文庫の高津訳が、一番分かりやすかったです。
 値段は1260円。7作収録されていることを考えると、安いと思う。


ギリシア悲劇〈2〉ソポクレス (ちくま文庫)

ギリシア悲劇〈2〉ソポクレス (ちくま文庫)

  • 作者: ソポクレス
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1986/01
  • メディア: 文庫



 私が大学時代に、初めて読んだのは、岩波文庫の藤沢訳で、当時250円。
 定評のある訳です。冒頭に地図が載っていて、参考になります。
 「オイディプス王」だけを読みたいのなら、こちらがオススメ。


オイディプス王 (岩波文庫)

オイディプス王 (岩波文庫)

  • 作者: ソポクレス
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1967/09/16
  • メディア: 文庫



 「父を殺し、母と交わる」という予言を怖れ、故郷コリントスを去ったオイディプス。
 しかし、運命を避けようとして、かえって運命の罠にはまってしまう。

 テーバイの王となったオイディプスに、次々と明かされる、恐ろしい真実・・・
 そして、いつのまにか実現されていた予言・・・

 それにしても、よくできた作品です。
 思わず、うなってしまいます。

 ソポクレスは、ギリシア悲劇の完成者。「オイディプス王」は、その最高傑作。
 作られたのは、古代ギリシア時代。なんと、紀元前5世紀。
 日本人が村で細々と暮らしていた時期、彼らは1万人以上入る劇場で観劇していた!

 さて、1ヶ月ほど前ですが、私も「オイディプス王」の舞台を見る機会がありました。
 それが、驚きました。あまりにも前衛的な演出だったので。

 パントマイムが入ったり、人が目まぐるしく動き回るのは、いいのですが…
 途中で、オイディプスが、3人になっちゃったり。
 突然、サラリーマンが出てきて、演説を始めちゃったり。

 というわけで、初心者の私には、少し厳しかったです。
 ハンバーガーを食べたかったのに、フォアグラを出されちゃったみたいな。
 もちろん、ツウからの評価は高いのですが。

 さいごに。(親バカ年賀状)

 今月の初めから、ちびちび書いていた年賀状を、書き終えました。
 娘が、妖精のような格好をしている写真を使いました。

 親バカまる出しの、年賀状です。
 妻はあきれて、今年はとうとう、別バージョンの年賀状を作っていました。

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