深夜特急 [日本の現代文学]
「深夜特急1 香港・マカオ」 沢木耕太郎 (新潮文庫)
デリーからロンドンまで乗り合いバスで行くため、日本を出た若者の紀行小説です。
猿岩石はじめバックパッカーたちのバイブルとして、たいへん愛されてきた本です。
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗り合いバスで行けるだろうか?
友人たちとのたわいのない話がきっかけとなり、26歳の「私」は旅立ちました。
デリーまでの格安航空券で、香港とバンコクに立ち寄ることにして・・・
おまけのつもりで立ち寄った香港に、私はすっかり魅了されてしまい・・・
「香港は毎日が祭りのようだった。」
「どこへ行っても、誰かがいて、何かがあった。」
「進め!電波少年」で猿岩石が活躍していた頃、この本がブームになりました。
私もブームに乗っかって、平積みにされた文庫本全6巻をまとめて買いました。
当時の私も、旅に出た沢木同様20代後半で、むさぼるように本書を読みました。
最初の第1巻の「香港・マカオ編」からは、燃えるような熱気を感じました。
第1巻の中でも、マカオでカジノにはまる場面は、読んでいて熱くなりました。
その賭けは、サイコロ三つを振って、出目が大きいか小さいかを当てるゲーム。
賭けて負け賭けて負けと繰り返すうち、プッシュ音のわずかな違いに気づき・・・
カシャ、カシャ、カシャ。カシャ、カシャ、カシャーン・・・
負けているうちに自分を見失い、底なし沼に踏み込んだ心地よさを感じる場面や、
出目を当てることができ始め、突如勝ち始める場面は、読んでいて興奮しました。
自分もいつか香港やマカオに行ってみたい。いや、いつか世界中を歩き回りたい。
そう思っているうちに、いつしか時間だけが過ぎて、もう51歳になっていました。
この本は、もう決して戻れないあの若い時期を思い出す、とても貴重な一冊です。
当時の6冊はもうありませんが、第1巻だけは買い直し、時々読み返しています。
さて、沢木耕太郎の本には、最強のクライマー山野井を描いた「凍」があります。
「凍」 → https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-11-15
さいごに。(交換日記)
娘は近所の友達と交換日記をやっています。2つのグループでやっています。
すぐにどちらかが、自分のところに回ってくるので、ネタ探しが大変です。
そこで、お気に入りの切り抜きをコピーして貼り付けるという技を教えました。
この方法によって、書く文章の量がずっと少なくて済むようになりました。
デリーからロンドンまで乗り合いバスで行くため、日本を出た若者の紀行小説です。
猿岩石はじめバックパッカーたちのバイブルとして、たいへん愛されてきた本です。
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗り合いバスで行けるだろうか?
友人たちとのたわいのない話がきっかけとなり、26歳の「私」は旅立ちました。
デリーまでの格安航空券で、香港とバンコクに立ち寄ることにして・・・
おまけのつもりで立ち寄った香港に、私はすっかり魅了されてしまい・・・
「香港は毎日が祭りのようだった。」
「どこへ行っても、誰かがいて、何かがあった。」
「進め!電波少年」で猿岩石が活躍していた頃、この本がブームになりました。
私もブームに乗っかって、平積みにされた文庫本全6巻をまとめて買いました。
当時の私も、旅に出た沢木同様20代後半で、むさぼるように本書を読みました。
最初の第1巻の「香港・マカオ編」からは、燃えるような熱気を感じました。
第1巻の中でも、マカオでカジノにはまる場面は、読んでいて熱くなりました。
その賭けは、サイコロ三つを振って、出目が大きいか小さいかを当てるゲーム。
賭けて負け賭けて負けと繰り返すうち、プッシュ音のわずかな違いに気づき・・・
カシャ、カシャ、カシャ。カシャ、カシャ、カシャーン・・・
負けているうちに自分を見失い、底なし沼に踏み込んだ心地よさを感じる場面や、
出目を当てることができ始め、突如勝ち始める場面は、読んでいて興奮しました。
自分もいつか香港やマカオに行ってみたい。いや、いつか世界中を歩き回りたい。
そう思っているうちに、いつしか時間だけが過ぎて、もう51歳になっていました。
この本は、もう決して戻れないあの若い時期を思い出す、とても貴重な一冊です。
当時の6冊はもうありませんが、第1巻だけは買い直し、時々読み返しています。
さて、沢木耕太郎の本には、最強のクライマー山野井を描いた「凍」があります。
「凍」 → https://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-11-15
さいごに。(交換日記)
娘は近所の友達と交換日記をやっています。2つのグループでやっています。
すぐにどちらかが、自分のところに回ってくるので、ネタ探しが大変です。
そこで、お気に入りの切り抜きをコピーして貼り付けるという技を教えました。
この方法によって、書く文章の量がずっと少なくて済むようになりました。
突然のコメント、失礼いたします。はじめまして。
書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」を運営しております、和氣と申します。
貴ブログを拝読し、ぜひ本が好き!にもレビューをご投稿いただきたく、コメントさせていただきました。
本が好き!:http://www.honzuki.jp/
こちらのサイトでは、選ばれたレビュアーの方が本をもらえるようになる「献本サービス」を行っています。
1.会員登録
こちらのフォームよりご登録ください。
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3.ご報告
貴ブログ名をご記載の上、こちらのフォームよりご報告ください。
http://www.honzuki.jp/about/inquiries/user/add.html
名前の通り「本好き」の方がたくさん集まって、活発にレビューを投稿して交流をされているサイトですので、よろしければぜひ一度ご訪問いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
by 本が好き!運営担当 (2018-06-27 15:08)
本が好き!運営担当者さま、コメントありがとうございます。
さっそくサイトを拝見しました。
本好きにとって、とても魅力的な場ですね。
そのようなサイトにお誘いいただいて、とても光栄に思います。
ただ、現在、本業の仕事が忙しく、なかなか時間が取れません。
お誘いはありがたいのですが、またの機会にと思っています。
by ike-pyon (2018-06-28 20:59)