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指輪物語 旅の仲間 1 [20世紀イギリス文学]

 「新版 指輪物語 旅の仲間(上)」 トールキン作 田中明子訳 (評論社文庫)


 ホビット族のフロドとその仲間たちが、冥王の指輪を破壊するため旅する物語です。
 2001年に「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」として上映されヒットしました。

 シリーズは全10巻の大作です。第一部「旅の仲間」はその最初の4巻までです。
 1992年に分かりやすい新訳が出ましたが、活字が小さくて読みにくかったです。


新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (評論社文庫)

新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (評論社文庫)

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1992/07/01
  • メディア: 文庫



新版 指輪物語〈2〉旅の仲間 上2 (評論社文庫)

新版 指輪物語〈2〉旅の仲間 上2 (評論社文庫)

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1992/07/30
  • メディア: 文庫



 主人公のフロドは、小人のホビット族のひとりです。ビルボの養子になっています。
 フロドは33歳の誕生日に、ビルボから財産を受け継ぎ、一つの指輪を所有しました。

 ところがそれは、冥王サウロンによって作られた、闇の力を持つ指輪だったのです。
 魔法使いガンダルフの助言に従い、フロドは指輪を破壊すべく旅出つ決心をします。

 フロドほか「旅の仲間」は、ホビット族のサム、ピピン、メリーの計4人です。
 彼らは、黒い乗り手に追われながら、困難を乗り越えて進んでいきますが・・・

 実に壮大な物語です。私は、冒頭の序章を読んでいて、頭がくらくらしてきました。
 いったいトールキンの頭の中はどうなっているのか? この世界観は、すごすぎる!

 トールキンは、この物語のほとんどを、第二次大戦中に少しずつ書き進めました。
 そして、長い年月をかけて、非常に壮大で緻密で理想的な世界を作り上げました。

 過酷で悲惨で不幸な時代に対して、ファンタジーを通して反抗したのでしょうか。
 人間界では失われた純朴さや正義感を、ホビットを通して表現したのでしょうか。

 さて、私は幸い(?)、映画「ロード・オブ・ザ・リング」をまだ見ていません。
 この物語を読んで、レンタルしたくなりました。週末がちょっと楽しみです。


ロード・オブ・ザ・リング [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: DVD



 「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」は、上映時間が3時間近い大作です。
 莫大な制作費がかかったはずですが、旧作なのでレンタルは108円。良い時代です。

 さいごに。(子供料金のうちに)

 娘は小学6年生です。来年から中学生になって、色々なものが大人料金になります。
 子供料金のうちに行ける所は行こうと話しています。例えばケーキバイキングとか。

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