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指輪物語 旅の仲間 2 [20世紀イギリス文学]

 「新版 指輪物語 旅の仲間(下)」 トールキン作 田中明子訳 (評論社文庫)


 ホビット族のフロドとその仲間たちが、冥王の指輪を破壊するため旅する物語です。
 シリーズは全10巻の大作です。第一部「旅の仲間」はその最初の4巻までです。
 

新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1 (評論社文庫)

新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1 (評論社文庫)

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1992/07/01
  • メディア: 文庫



新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2 (評論社文庫)

新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2 (評論社文庫)

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1992/07/01
  • メディア: 文庫



 「旅の仲間(下)」は、妖精エルフのエルロランドの宮廷から始まります。
 フロドたち一行は、ここでしばしの休息を取る間、さまざまな人物と出会います。

 ガンダルフとの再会、ビルボとの再会、エルフとの出会い、ドワーフとの出会い。
 積もる話をするのはいいけど、ぐずぐずしていて、いつまでたっても出発しません。

 やがて、「旅の仲間」が選ばれます。4人のホビットのほか、魔法使いガンダルフ、
 エルフ代表のレゴラス、ドワーフ代表のギムリ、人間代表のアラゴルンとボロミア。

 多くの危険を承知の上で、彼ら9人が目指す場所は、なんと・・・
 驚いたことに、この9人が選ばれるまでに、150ページ近くが費やされています。

 しかし最も驚いたことは、第一部「旅の仲間」では何も解決しないということです。
 9人の旅の仲間たちが、バラバラになってしまうところで終わってしまっています!

 それもそのはずで、トールキンは三部構成という形をとるつもりはなかったのです。
 「旅の仲間」は、あくまでも途中経過。「二つの塔」「王の帰還」で完結とのこと。

 ということは、あと6巻読まなければ・・・
 いやいや、第二部と第三部は、映画で代用しましょう。

 映画「ロード・オブ・ザ・リング」も、第一部は中途半端な場面で終わっています。
 良く出来た映画なので、第二部・第三部も見なければ、という気にさせられました。


文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 文庫



ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: DVD



ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: DVD



 さて、「指輪物語」読んでいると、時々ドキッとさせられるフレーズに出会います。
 たとえば、次のような文。ここに、トールキンの言いたいことがあるのではないか?

 「今やすべての国にあって、愛は悲しみと混ざり合っているのですが、それだけに
 愛はいっそう強まっているのかもしれません。」(第4巻P74)

 さいごに。(若い人からインフルに)

 うちの職場でもインフルエンザが流行っています。
 若い人から順にかかっているところが面白いです。

 私も風邪をひきました。しかし、インフルエンザには10年以上なっていません。
 同僚には、20年ぶりにインフルになったという人もいます。気を付けなければ。
 
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