砂の器2 [日本の現代文学]
「砂の器」下 松本清張 (新潮文庫)
殺人事件を解明するうちに、人間の暗い宿命が浮き彫りとなる、本格推理小説です。
1960年に新聞に連載され、のちに何度も映画やドラマとなった、作者の代表作です。
東京の蒲田駅の事件の後、劇団の事務員の自殺や、俳優の死亡事故がありました。
今西刑事が真相に近づくたびに増える死体。そして、もう一人の犠牲者が・・・
三人目の犠牲者が出たあたりから、私には何が何だか分からなくなってきました。
その原因は、最初の殺人の犯人を〇川だと思い込んでいたためです。
〇川の犯行は、ただの目くらましに使われたような気がしてなりません。
また、音響学のトリックは終盤の見せ場ですが、今読むとちゃちな感じがします。
下巻は、いろいろなことが盛りこまれすぎていて、分かりにくくなったようです。
余分な部分をザクっとそぎとって、分量を半分にできたら、さらに良かったです。
それを実際に行ったのが、1974年の映画「砂の器」です。監督は野村芳太郎。
この映画には、〇川が出てきません。電子音楽のトリックもありません。
そして、決定的に違うのは犯人像です。
犯人はなぜ殺人を行ったのか? 犯人と被害者の間に何があったのか?
後半40分は、人間の背負う暗い宿命に焦点が絞られ、大きな感動をもたらします。
特に、親子の放浪場面は泣けます。バックのピアノ協奏曲「宿命」もすばらしい。
映画「砂の器」は、大胆なアレンジによって、完成度を大きく上げました。
この映画は、原作者の清張からも高く評価され、さまざまな賞を受賞しました。
私は、今回初めて見ましたが、40年以上前の日本映画のすごさに驚きました。
2時間20分と少し長いですが、私は原作よりもこちらをオススメしたいです。
さいごに。(海鮮バーベキュー)
先日家族で、海鮮バーベキューに行きました。
ホタテや牡蠣を自分で焼いて食べたのは初めてです。とてもおいしかったです。
殺人事件を解明するうちに、人間の暗い宿命が浮き彫りとなる、本格推理小説です。
1960年に新聞に連載され、のちに何度も映画やドラマとなった、作者の代表作です。
東京の蒲田駅の事件の後、劇団の事務員の自殺や、俳優の死亡事故がありました。
今西刑事が真相に近づくたびに増える死体。そして、もう一人の犠牲者が・・・
三人目の犠牲者が出たあたりから、私には何が何だか分からなくなってきました。
その原因は、最初の殺人の犯人を〇川だと思い込んでいたためです。
〇川の犯行は、ただの目くらましに使われたような気がしてなりません。
また、音響学のトリックは終盤の見せ場ですが、今読むとちゃちな感じがします。
下巻は、いろいろなことが盛りこまれすぎていて、分かりにくくなったようです。
余分な部分をザクっとそぎとって、分量を半分にできたら、さらに良かったです。
それを実際に行ったのが、1974年の映画「砂の器」です。監督は野村芳太郎。
この映画には、〇川が出てきません。電子音楽のトリックもありません。
そして、決定的に違うのは犯人像です。
犯人はなぜ殺人を行ったのか? 犯人と被害者の間に何があったのか?
後半40分は、人間の背負う暗い宿命に焦点が絞られ、大きな感動をもたらします。
特に、親子の放浪場面は泣けます。バックのピアノ協奏曲「宿命」もすばらしい。
映画「砂の器」は、大胆なアレンジによって、完成度を大きく上げました。
この映画は、原作者の清張からも高く評価され、さまざまな賞を受賞しました。
私は、今回初めて見ましたが、40年以上前の日本映画のすごさに驚きました。
2時間20分と少し長いですが、私は原作よりもこちらをオススメしたいです。
さいごに。(海鮮バーベキュー)
先日家族で、海鮮バーベキューに行きました。
ホタテや牡蠣を自分で焼いて食べたのは初めてです。とてもおいしかったです。
「ぜひ見てみたいと思いました....」
約十五年前に見ました....
by サンフランシスコ人 (2019-05-11 07:28)
その後すぐに見ました。感動しました。
ついでに記事内容を変えて、感想を入れました。
by ike-pyon (2019-05-18 21:34)