文系のための理系読書術 [理系本]
「文系のための理系読書術」 齋藤孝 (集英社文庫)
文系にオススメの理系本を、入門書から専門書まで50冊ほどを紹介したものです。
生物、人体、科学者、数学、化学・物理、活用法の6章で、構成されています。
大学で文系の生徒に教えている著者は、理系の本をもっと読むように勧めています。
「今もっとも知的好奇心を沸き立たせてくれるのは、科学の分野だからです。」と。
専門家でないので、広く浅く、「理系知識の潮干狩り」くらいがいいと言います。
本書でも、本が幅広く紹介されているので、読みたい本がたくさんできてしまった。
最も気になった本が、永沢哲の「瞑想する脳科学」(講談社選書メチエ)です。
「瞑想をして悟りを開いた状態の脳は、どうなっているか」が書かれています。
齋藤孝は10代の頃から「瞑想によって悟りを開く」ことに興味があったと言います。
メンタルタフネスの強化法を探す中で、呼吸法やヨガや瞑想に行き着いたとのこと。
「瞑想というのは、今まで人間が培ってきた文化的に最高の意識状態。これが、今の
脳科学の研究でどうなっているかがわかる本です。」(P79)と言います。
ほか、「ミトコンドリアのちから」(瀬名秀明&太田成男・新潮文庫)も面白そう。
この本は、「生命とは何か」を、ミトコンドリアの観点から考えているそうです。
また、「ワンダフル・ライフ」(SJグールド・ハヤカワ文庫)も読んでみたい。
バージェス頁岩の化石から、生物がどのように進化したかを追求していると言う。
「新しい生物学の教科書」(池田清彦・新潮文庫)も、とても気になる本です。
私のように「生物」を履修していなかった者にも、普通に読んで分かるそうです。
「星界の報告」(ガリレイ・岩波文庫)も、この際ぜひ読まなければと思いました。
「科学者のありかたとして、憧れを超えて、感動の域にまで達する話」だと言う。
名著「近代科学を超えて」(村上陽一郎・講談社学術文庫)も、ぜひ読まなければ。
ちょうど私が大学に入るころ流行っていた本ですが、今では文庫で手に入ります。
と、挙げていけばきりがありません。「化学の歴史」「量子論がみるみるわかる本」
「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」「マンガでわかる微分積分」・・・
著者齋藤孝による理系本の活用法も、とても参考になりました。
二割理解できれば十分、海鮮丼方式で読めばいい、思考様式に慣れればわかる・・・
また、齋藤孝がモノサシとする、信頼できる著者についても、参考になりました。
生物学は池田清彦、脳科学は池谷裕二、量子論は佐藤勝彦、宇宙論は村上斉・・・
さいごに。(夕暮れのハウステンボス)
ハウステンボスは、夕暮れの景色がいいと聞いていましたが、その通りでした。
ただし、帰る時間が決まっていたので、景色を走りながら眺めました。
文系にオススメの理系本を、入門書から専門書まで50冊ほどを紹介したものです。
生物、人体、科学者、数学、化学・物理、活用法の6章で、構成されています。
大学で文系の生徒に教えている著者は、理系の本をもっと読むように勧めています。
「今もっとも知的好奇心を沸き立たせてくれるのは、科学の分野だからです。」と。
専門家でないので、広く浅く、「理系知識の潮干狩り」くらいがいいと言います。
本書でも、本が幅広く紹介されているので、読みたい本がたくさんできてしまった。
最も気になった本が、永沢哲の「瞑想する脳科学」(講談社選書メチエ)です。
「瞑想をして悟りを開いた状態の脳は、どうなっているか」が書かれています。
齋藤孝は10代の頃から「瞑想によって悟りを開く」ことに興味があったと言います。
メンタルタフネスの強化法を探す中で、呼吸法やヨガや瞑想に行き着いたとのこと。
「瞑想というのは、今まで人間が培ってきた文化的に最高の意識状態。これが、今の
脳科学の研究でどうなっているかがわかる本です。」(P79)と言います。
ほか、「ミトコンドリアのちから」(瀬名秀明&太田成男・新潮文庫)も面白そう。
この本は、「生命とは何か」を、ミトコンドリアの観点から考えているそうです。
また、「ワンダフル・ライフ」(SJグールド・ハヤカワ文庫)も読んでみたい。
バージェス頁岩の化石から、生物がどのように進化したかを追求していると言う。
「新しい生物学の教科書」(池田清彦・新潮文庫)も、とても気になる本です。
私のように「生物」を履修していなかった者にも、普通に読んで分かるそうです。
「星界の報告」(ガリレイ・岩波文庫)も、この際ぜひ読まなければと思いました。
「科学者のありかたとして、憧れを超えて、感動の域にまで達する話」だと言う。
名著「近代科学を超えて」(村上陽一郎・講談社学術文庫)も、ぜひ読まなければ。
ちょうど私が大学に入るころ流行っていた本ですが、今では文庫で手に入ります。
と、挙げていけばきりがありません。「化学の歴史」「量子論がみるみるわかる本」
「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」「マンガでわかる微分積分」・・・
著者齋藤孝による理系本の活用法も、とても参考になりました。
二割理解できれば十分、海鮮丼方式で読めばいい、思考様式に慣れればわかる・・・
また、齋藤孝がモノサシとする、信頼できる著者についても、参考になりました。
生物学は池田清彦、脳科学は池谷裕二、量子論は佐藤勝彦、宇宙論は村上斉・・・
さいごに。(夕暮れのハウステンボス)
ハウステンボスは、夕暮れの景色がいいと聞いていましたが、その通りでした。
ただし、帰る時間が決まっていたので、景色を走りながら眺めました。