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2020年1月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2020年1月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・1/9 「戦争と平和(1)」 トルストイ (古典新訳文庫)
 → 名作中の名作。私は新潮の工藤訳で読んだ。岩波版と、この望月訳も気になる。

・1/27 「アダムとイブの日記」 マーク・トウェイン (河出文庫)
 → 男と女のすれ違いを描いた、トウェインの本領発揮の小説。少し気になる。


◎ 【2019年に読んだ本のベスト5】

 1位 「風と共に去りぬ 全5冊」 M・ミッチェル作 鴻巣友季子訳 (新潮文庫)
 → 10月から11月にかけて、毎日スカーレットとバトラーに会うのが楽しみでした。
   何年かのち2019年を、「風と共に去りぬ」を読んだ年として思い出すでしょう。

 2位 「ドン・キホーテ 全6冊」 セルバンテス作 牛島信明訳 (岩波文庫)
 → 6月から7月にかけては、「ドン・キホーテ」一色でした。
   迷った末に完訳を読みましたが、抄訳より面白く、読んで本当に良かったです。

 3位 「ドクトル・ジバゴ 全2冊」 パステルナーク作 江川卓訳 (新潮文庫)
 → 上巻を読んでから3年後、ようやく下巻を読みました。これも読んでよかった。
   5月は、ジバゴとラーラの恋一色という感じでした。映画も良かったです。

 4位 「失楽園 全2冊」 ミルトン作 平井正穂訳 (岩波文庫)
 → とっつきにくい作品だと思っていたら、とても読みやすくて面白かったです。
   意外なことにサタンがカッコいい。ある種の(悪魔の)魔力を持った作品です。

 5位 「ティラン・ロ・ブラン 全4冊」 マルトゥレイ作 田澤耕訳 (岩波文庫)
 → 2月から3月にかけては、「ティラン・ロ・ブラン」の世界にはまりました。
   頭の中はいつも中世で、騎士道小説というものを存分に楽しんだと思います。

 と、ベスト5を決めましたが、ほかにも3点ほど印象に残った作品があります。
 ついでながら、6位から8位までを紹介します。

 6位 「冷静と情熱のあいだ 全2冊」 江國香織・辻仁成 (角川文庫)
 → 甘く切ない恋愛小説に、不覚にも、どっぷりとはまってしまいました。

 7位 「失われた時を求めて 全3冊」 プルースト作 鈴木道彦訳 (集英社文庫)
 → ただし抄訳版。無駄が多い作品だと思うが、それでも印象的な小説でした。

 8位 「騎士団長殺し 全4冊」 村上春樹 (新潮文庫)
 → 期待が大きかった割にイマイチだったけど、読んでいるときは楽しかったです。


◎ 2020年の読書テーマ

 2020年の読書のテーマを考えています。次は20世紀文学に入ることになります。
 しかし、読みたい作品が多すぎて、どこから攻めたらいいか・・・


◎ さいごに。(名古屋旅行で)

 名古屋旅行では、娘はジャニーズのコンサートに行くため、4時からドームへ。
 3時間ほどの空き時間に、私は街をぶらつこうと栄に出たのですが・・・

 結局、丸善名古屋本店に入って、そこでほとんどの時間をつぶしてしまいました。
 我々田舎者には、まるごと書店になっているビルというのは、とても珍しいので。
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