狂気の山脈にて1 [20世紀アメリカ文学]
「狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選」
H・P・ラヴクラフト作 南條竹則編訳 (新潮文庫)
タイトル作で代表作の「狂気の山脈にて」は、ラヴクラフトには珍しい中編小説です。
そのほか「時間からの影」など、重要なクトゥルー神話を含む怪奇幻想小説集です。
「狂気の山脈にて」は、地質学者ダイアー教授の手記という形をとっています。
ダイアー教授は探検隊の隊長として、化石を採集するために南極にやってきました。
ところが、別動隊を率いる生物学者のレイク教授が、とてつもない発見をしました。
未知なる黒い山脈の洞窟の中で、見たこともない奇怪な化石を見つけたのです。
ヒトデのような形の頭部を持ち、巨大な植物を思わせる姿だったと言うのです。
しかも背中には羽があり、古代神話で語られる「最先のものら」を思わせたと。
その中で、無傷で残っていた八体を、レイクがキャンプで解剖を試みたところ・・・
その後、レイクからの連絡は途絶え、ダイアーは救援に向かいますが・・・
ダイアーが漆黒の山脈の上で見たものは? レイクのキャンプで見たものは?
レイクたち隊員に何があったのか? あの奇怪な化石は何だったのか?
読み応え充分です。非常に面白かったのですが、非常に疲れました。
物語の恐怖と、うねるような独特の文体が、我々読者の神経を消耗させます。
200ページ弱の中編なので、それほど長くはないのですが、とても長く感じました。
特に緻密な描写が続く場面は、頭の中で想像するのがたいへんでたいへんで・・・
ところが、「狂気の山脈にて」をもっと手軽に楽しめる方法があるのです。
ビームコミックスから全4巻で出ているのです。これが本当にすばらしかった!
レビューの評判が非常に良かったので購入しました。なんといっても絵が良い。
とてもイメージ湧きました。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものです。
私はこの作品で田邊剛を知りました。
代表作は「ラヴクラフト傑作集」です。シリーズ全作を読みたいです。
この作品はみんなにおすすめしたい。
と思ったら、岡田斗司夫がユーチューブで紹介していました。
さいごに。(友達ができた)
娘に友達ができたと言う。よかった。
近くの席にイケメン君がいると言う。次はイケメン君と仲良くなるのが目標だな。
H・P・ラヴクラフト作 南條竹則編訳 (新潮文庫)
タイトル作で代表作の「狂気の山脈にて」は、ラヴクラフトには珍しい中編小説です。
そのほか「時間からの影」など、重要なクトゥルー神話を含む怪奇幻想小説集です。
「狂気の山脈にて」は、地質学者ダイアー教授の手記という形をとっています。
ダイアー教授は探検隊の隊長として、化石を採集するために南極にやってきました。
ところが、別動隊を率いる生物学者のレイク教授が、とてつもない発見をしました。
未知なる黒い山脈の洞窟の中で、見たこともない奇怪な化石を見つけたのです。
ヒトデのような形の頭部を持ち、巨大な植物を思わせる姿だったと言うのです。
しかも背中には羽があり、古代神話で語られる「最先のものら」を思わせたと。
その中で、無傷で残っていた八体を、レイクがキャンプで解剖を試みたところ・・・
その後、レイクからの連絡は途絶え、ダイアーは救援に向かいますが・・・
ダイアーが漆黒の山脈の上で見たものは? レイクのキャンプで見たものは?
レイクたち隊員に何があったのか? あの奇怪な化石は何だったのか?
読み応え充分です。非常に面白かったのですが、非常に疲れました。
物語の恐怖と、うねるような独特の文体が、我々読者の神経を消耗させます。
200ページ弱の中編なので、それほど長くはないのですが、とても長く感じました。
特に緻密な描写が続く場面は、頭の中で想像するのがたいへんでたいへんで・・・
ところが、「狂気の山脈にて」をもっと手軽に楽しめる方法があるのです。
ビームコミックスから全4巻で出ているのです。これが本当にすばらしかった!
狂気の山脈にて ラヴクラフト傑作集 コミック全4巻完結セット (ビームコミックス)
- 作者: 田辺 剛
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/08/01
- メディア: 単行本
レビューの評判が非常に良かったので購入しました。なんといっても絵が良い。
とてもイメージ湧きました。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものです。
私はこの作品で田邊剛を知りました。
代表作は「ラヴクラフト傑作集」です。シリーズ全作を読みたいです。
この作品はみんなにおすすめしたい。
と思ったら、岡田斗司夫がユーチューブで紹介していました。
さいごに。(友達ができた)
娘に友達ができたと言う。よかった。
近くの席にイケメン君がいると言う。次はイケメン君と仲良くなるのが目標だな。