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「死ぬ瞬間」と死後の生 [心理・宗教・オカルト]

 「『死ぬ瞬間』と死後の生」 エリザベス・キューブラー・ロス著
 鈴木晶訳 (中公文庫)


 ロス博士が1976年から1989年までに行った8つの公演を編集しまとめたものです。
 「死は存在しない」「生、死、死後の生」など、死後をテーマにした内容が多いです。


「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫 (キ5-7))

「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫 (キ5-7))

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: 文庫



 五章で構成されていますが、中でも三つ目の「生、死、死後の生」が興味深いです。
 臨死体験、幽霊、体外離脱等が語られていますが、注目は死への移行プロセスです。

 私たちはみな、宇宙の源である神から生まれたとき、神性の一部を与えられました。
 だから私たち人間は不滅であり、そのことに多くの人が気づき始めています。

 肉体はいわば繭であって、死に移行するまでの期間だけ借りている仮の住まいです。
 死ぬ瞬間に、私たちは繭から出て、ふたたび蝶のように自由になるのです。

 ゆっくりと死んでいく患者たちは、死に先立って、体外離脱の体験をしています。
 そのとき、自分を導いてくれる守護霊や、先に死んだ知人に出会うこともあります。

 トンネルを通ると、光の源に近づきますが、それは宇宙意識とでも言うものです。
 光の前で、私たちは絶対的で無条件の愛に包まれ、あらゆる知識を手に入れます。

 霊的エネルギーの世界において、私たちは肉体的な形をとる必要はありません。
 生まれる前と同じ状態となり、別の形で生まれ変わるまでこの形でいて・・・

 私たちが神から与えられた能力には、肉体を脱ぎ捨てられる能力もあるそうです。
 それは死ぬ瞬間だけでなく、疲れ切ったときや睡眠中にもできるのだそうです。

 そして、肉体を脱ぎ捨てると、私たちは時間も空間もない場所に入り込みます。
 そこでは、思考と同じスピードで、どこにでも瞬間的に移動できるのだそうです。

 ロス博士は、臨死体験の例を、これまでに二万件以上集めました。
 そして、自身も体外離脱の体験を、立花隆のインタビューで語っていました。

 「ついこの間は、プレヤデス星団(すばる)まで行ってきました。そこの人たち
 は、地球人よりずっと優れた文明を持っていて、『地球人は地球を破壊しすぎた。
 もう元に戻らないだろう。地球が再びきれいになる前に、何百万人もの人間が死
 ぬ必要がある』といっていました」(立花隆「臨死体験」上巻P489)

 この話の続きを聞きたかったです。
 ロス博士の著書には、プレアデス文明の話はないでしょうか。

 さいごに。(不二家のサヴァラン)

 先日、ケーキ4つを食べたあと、さらにサヴァラン1つをテイクアウトしました。
 翌日食べましたが、めちゃくちゃおいしかったです!

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