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2020年5月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2020年5月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。


・5/7 「サロメ」 原田マハ (文春文庫)
 → ピアズリーやオスカー・ワイルドについて書かれた美術小説。買い。

・5/12 「純粋理性批判」 カント (まんが学術文庫)
 → あの難解な書物をいかにしてまんが化したか。絵がきれいなら、買い。
   5月の「100分de名著」で取り上げられる「純粋理性批判」とコラボか。

・5/13 「みずうみ 人形使いのポーレ」 シュトルム (古典新訳文庫)
 → 「みずうみ」は多くの訳が出ている。私は関訳で読んだ。松永訳も気になる。

・5/16 「真夜中の子供たち(上)」 サルマン・ラシュディ (岩波文庫)
 → 英国作家ラシュディの代表作。魔術的リアリズムで書かれた。気になる。


◎今「ペスト」の静かなブーム

ペスト (新潮文庫)

ペスト (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: ペーパーバック


 コロナ流行の今、カミュの「ペスト」が静かなブームとなっているようです。
 私は2018年に読んで、2回にわたって紹介しました。2018年のベスト5です。

 リウーの生きざまにとてもうたれました。
 ブログでも紹介した、次の言葉がとても印象に残っています。

 リウー:「これは誠実さの問題なんです。こんな考え方はあるいは笑われるかもし
     れませんが、しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」

 「ペスト1」→ https://ike-pyon.blog.ss-blog.jp/2018-07-21
 「ペスト2」→ https://ike-pyon.blog.ss-blog.jp/2018-07-24

 新潮社によると、「ペスト」の発行部数は、4月初めに100万部を突破したと言う。
 災厄に見舞われた人々がどう振舞うかを問いかけている点に、今読む価値がある。

 さて、ダニエル・デフォーの「ペスト」は、いつのまにか絶版となっていました。
 この機会に、復刊してくれるといいのですが。


◎「よくわかる科学史」のページ

 最近、よく訪れているのが、「よくわかる科学史」というページです。
 その特徴は、昔の子供向けの科学本が紹介されている、という点です。

 あえて昔の本を紹介しているのは、科学の進歩がわかるためなのだそうです。
 「地球と生物の謎」では、恐竜がゴジラのように立ち上がった姿で描かれています。

 私が子供の時も、同じようなイメージでした。懐かしいです。
 現在は、映画「ジェラシック・パーク」などで、だいぶイメージが変わりました。

 他に興味深いのは、マヤやインカなど、古代遺跡の本も紹介しているところです。
 今日は「コンチキ号」のページに読みふけりました。グラビアもあって良いです。


◎ようやく時代が「ムー」に追いついた!

 4月27日に米海軍がUFO動画を公開しました。ムー民の間では有名な動画です。
 翌28日には、河野防衛相が「UFO遭遇時の手順を定める」とコメントしました。

 ムー民からは、「今さら?」「遅すぎる!」という声が聞こえてきそうです。
 ようやく時代が、雑誌「ムー」の世界に、追いついてきたということでしょうね。

 ところで、河野防衛相は、次のような前置きをしているのが、気にかかります。
 「自衛隊のパイロットは、今までUFOに遭遇したことはないようでございます」

 彼は、もと空将の佐藤守が、UFO目撃談を暴露していることを知らないのか。
 知りながらあえて無視したのか。ちなみに佐藤守の次の本は、ムー民の必読書。

実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO 地球外生命は原発を見張っている (講談社+α新書)

実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO 地球外生命は原発を見張っている (講談社+α新書)

  • 作者: 佐藤 守
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 新書


 2015年にアントニオ猪木議員が、UFOについて質問して、スルーされました。
 あのころ猪木を笑ったものです。しかし、猪木は時代の先を行っていたのでした。

 昨年6月、アントニオ猪木は政界を引退し、我々は本当に惜しい人を失いました。
 UFOの質問を平気でできるような議員は、今の政界で見当たらないので。(笑)


◎さいごに。(人生初めての在宅勤務)

 いつになれば終息のめどが立つのか? 今は、コロナウィルスとの戦争ですね。
 私は数日おきに、人生初めての在宅勤務をしています。これが、実に良い!

 仕事がめちゃくちゃはかどるのです。職場の2倍くらいのペースでしょうか。
 職場では、他の仕事がどんどん割り込んでくるため、こんなに集中できません。

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2020年4月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2020年4月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。


・4/7 「フランス怪談集」 日影丈吉 (河出文庫)
 → 河出の怪談シリーズ。絶版文庫の復刊。貴重な作品を含む。気になる。

・4/8 「たゆたえども沈まず」 原田マハ (幻冬舎文庫)
 → 誰も知らないゴッホの真実が描かれている。傑作アート小説の文庫化。買い。

・4/10 「ペルシア人の手紙」 モンテスキュー (講談社学術文庫)
 → モンテスキューの名を一躍高めた名作。しかし2000円超。気になる。

・4/11 「メソポタミアの神話」 矢島文夫 (ちくま学芸文庫)
 → 古代メソポタミア神話をやさしく解説した入門書。とても気になる。

・4/30 「キャプテンフューチャー最初の事件」アレン・スティール(創元SF文庫)
 → アレン・スティールによる「新キャプテンフューチャー」。気になる。


◎NHK海外ドラマ「レ・ミゼラブル」

 日曜23時からNHKでやっている、「レ・ミゼラブル」を楽しみにしています。
 言うまでもなく、文豪ユゴーの名作のドラマ化です。制作はイギリス。全8回。

 とてもお金をかけて、丁寧に贅沢に作られています。映像が非常にきれいです。
 そしてなによりも、物語をとてもうまく再構成しています。本当にすばらしい。

 こういう海外ドラマを選んで放送してくれるところが、さすがNHKです。
 だてに受信料を取っているわけではない。ぜひ多くの人に見てほしい作品です。


◎県内最大級の書店が閉店へ

 駅北にあって、多くの市民に愛されてきた大型書店が、5月に閉店となります。
 我が町の「知のシンボル的な存在」である店なので、ショックが大きいです。

 地下1階~地上2階の3フロアに埋め尽くされた本、優秀で親切な書店員・・・
 閉店の知らせは、地元の新聞の一面に載り、その日の職場で話題になりました。

 現在は、大型書店の運営が苦しい時代で、良い店がどんどん撤退していきます。
 5月から、市内の大型書店は1店舗だけになります。知の衰退を感じてしまう。


◎さいごに(コロナによって成果を上げた?)

 普段は、毎月80時間前後の残業があります。もちろん、サービス残業です。
 ところが、今月はコロナの流行によって、残業が20時間以内で収まりました。

 特に、土日の仕事がゼロだったことが大きい。こんなこと、これまでなかった。
 働き方改革に、成果をもたらしたものは、皮肉にもコロナウィルスでした。

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2020年3月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2020年3月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。


・3/5 「ドイツ怪談集」 種村季弘 (河出文庫)
 → 世界の怪談集のドイツ版。ここでしか読めない作品もある。気になる。

・3/15 「火の娘たち」 ネルヴァル (岩波文庫)
 → 狂気の詩人、死の直前の小説集。復刊。名作「シルヴィ」収録。買い。


ドイツ怪談集 (河出文庫)

ドイツ怪談集 (河出文庫)

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: 文庫



火の娘たち (岩波文庫)

火の娘たち (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/03/15
  • メディア: 文庫




◎ 春の岩波文庫リクエスト復刊

 27点30冊の復刊本が、好評発売中です。内容は、以下のページで。
 → https://www.iwanami.co.jp/news/n33291.html

 待ち望んでいた本のいくつかが復刊されて、私は感激しています。
 以下5冊は、私を特に感激させた復刊本です。

①「オルレアンの少女」シラー(2/6出庫)
②「法王庁の抜け穴」ジイド(2/6出庫)
③「死の谷――マクティーグ」ノリス(上下二巻)(2/6出庫)
④「魔風恋風」小杉天外(上下二巻)(2/6出庫)
⑤「回想のブライズヘッド」イーヴリン・ウォー(上下二巻)(2/14出庫)

 これらを購入するため、2月15日の土曜日に街中の書店へ行きました。
 ところが、「オルレアンの少女」と「法王庁の抜け穴」は無かったのです。

 復刊が再開されてわずか1週間。在庫がなくなっているとは!
 しかも、③~⑤を含むすべての本が、最後の1冊でした・・・ん?

 もしかしたら、全作品1冊ずつしか置かなかったのでしょうか。
 そうだとしたら、誰かひとりでも購入したら品切れになってしまいます。

 数年前には、「岩波文庫・春のリクエスト復刊コーナー」がありました。
 そして、1作品につき3~5冊ずつ、本が並んでいたように思います。

 あの頃が懐かしい。今はあまりにも寂しい状況です。
 結局私はこの書店で注文し、1週間後に店頭で購入することにしました。

 今回買いそびれた2作品は、アマゾンでも品切れ状態でした。(執筆時)
 岩波書店に注文すれば手に入りますが、送料650円がかかるそうです。


オルレアンの少女 (岩波文庫)

オルレアンの少女 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1992/10/01
  • メディア: 文庫



法王庁の抜け穴 (岩波文庫 赤 558-3)

法王庁の抜け穴 (岩波文庫 赤 558-3)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: 文庫




◎ さいごに。(いつのまにか歌っている)

 テレサ・テンの「別れの予感」が、突然頭の中でぐるぐる回りだしてしまいます。
 そして、自分でも気づかぬうちに、「おしえて~」と歌っていることがあります。

 家で娘や妻に、「へんな歌、歌ってないで」と言われましたが、それはまだいい。
 昨日は職場で、「何歌ってるの?」と言われて、初めて気づきました。ヤバイです。



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2020年2月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2020年2月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。


・2/5 「モーセと一神教」 フロイト (光文社古典新訳文庫)
 → フロイトが亡くなる直前に書いた論文。遺書とも考えられる。気になる。

・2/12 「今昔物語集 震旦篇 全現代語訳」 (講談社学術文庫)
 → 本朝世俗篇(上下)、天竺篇に続く4冊目。震旦=中国。少し気になる。


◎ 2020年の読書テーマ

 2020年の読書のテーマを、「20世紀ラテンアメリカ文学」に決めました。
 手を付けていない分野なので、「ラテンアメリカ文学入門」で勉強しました。

 「ラテンアメリカ文学」の問題点は、文庫本化されていない作品が多いことです。
 ガルシア・マルケスの「百年の孤独」さえも、文庫化されていません。(なぜ?)

 それでも、ボルヘスやコルタサルやパルガス・リョサは、岩波文庫で読めます。
 また、集英社や古典新訳文庫などでも読める作品があります。

 文庫本は購入して読みたいです。単行本はなんとかして(?)読みたいです。
 現在、今年読むべき20世紀ラテンアメリカ文学のブックリストを作成中です。


◎ 出ていた! ルゴーネス。

 今年の1月9日に古典新訳文庫から、ルゴーネスの幻想短編集が出ていました。
 ルゴーネスの本は、単行本でもあまり見当たりません。貴重な現代語訳です。

 ルゴーネスは、ボルヘスやコルタサルらとともにアルゼンチンで活躍しました。
 ボルヘスは、彼を自分の先駆者として認めていました。この本は絶対買いです。


◎「百年の孤独」問題

 「百年の孤独」は文庫になっていないから読んでいない、という人が多いです。
 文庫化されれば更にもっとファンを増やすだろうに、もったいない気がします。

 海外ではペーパーバックで出ていると言います。
 日本で文庫化しないのは、出版社(新潮社)の事情(または方針)でしょうか。

 在庫がまだ多くあるから? 単行本でも一定数が売れるから?
 それとも、ひそかに新潮文庫化が進められているのでしょうか。

 さて、私の方針ですが、結論から言うと、「図書館で借りる」です。
 いつの日か文庫になったら、購入して再読する予定です。

 ところで、これほどの傑作が、図書館では予約者ゼロでした。さびしい!
 しかしそのおかげですぐに予約できました。立ち寄ればその場で借りられます。


百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

  • 作者: ガブリエル ガルシア=マルケス
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本



◎ さいごに。(リレーラン)

 娘が部活でリレーランに出ました。8人で42.195キロ走るというレースです。
 娘は雨の寒い中、1600mほどを3回走りました。よくがんばってました。

 娘のチームは、3時間ちょっとで完走することができました。
 顧問の先生が、来年は保護者チームを作ると言っていたので、楽しみです。

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2020年1月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2020年1月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・1/9 「戦争と平和(1)」 トルストイ (古典新訳文庫)
 → 名作中の名作。私は新潮の工藤訳で読んだ。岩波版と、この望月訳も気になる。

・1/27 「アダムとイブの日記」 マーク・トウェイン (河出文庫)
 → 男と女のすれ違いを描いた、トウェインの本領発揮の小説。少し気になる。


◎ 【2019年に読んだ本のベスト5】

 1位 「風と共に去りぬ 全5冊」 M・ミッチェル作 鴻巣友季子訳 (新潮文庫)
 → 10月から11月にかけて、毎日スカーレットとバトラーに会うのが楽しみでした。
   何年かのち2019年を、「風と共に去りぬ」を読んだ年として思い出すでしょう。

 2位 「ドン・キホーテ 全6冊」 セルバンテス作 牛島信明訳 (岩波文庫)
 → 6月から7月にかけては、「ドン・キホーテ」一色でした。
   迷った末に完訳を読みましたが、抄訳より面白く、読んで本当に良かったです。

 3位 「ドクトル・ジバゴ 全2冊」 パステルナーク作 江川卓訳 (新潮文庫)
 → 上巻を読んでから3年後、ようやく下巻を読みました。これも読んでよかった。
   5月は、ジバゴとラーラの恋一色という感じでした。映画も良かったです。

 4位 「失楽園 全2冊」 ミルトン作 平井正穂訳 (岩波文庫)
 → とっつきにくい作品だと思っていたら、とても読みやすくて面白かったです。
   意外なことにサタンがカッコいい。ある種の(悪魔の)魔力を持った作品です。

 5位 「ティラン・ロ・ブラン 全4冊」 マルトゥレイ作 田澤耕訳 (岩波文庫)
 → 2月から3月にかけては、「ティラン・ロ・ブラン」の世界にはまりました。
   頭の中はいつも中世で、騎士道小説というものを存分に楽しんだと思います。

 と、ベスト5を決めましたが、ほかにも3点ほど印象に残った作品があります。
 ついでながら、6位から8位までを紹介します。

 6位 「冷静と情熱のあいだ 全2冊」 江國香織・辻仁成 (角川文庫)
 → 甘く切ない恋愛小説に、不覚にも、どっぷりとはまってしまいました。

 7位 「失われた時を求めて 全3冊」 プルースト作 鈴木道彦訳 (集英社文庫)
 → ただし抄訳版。無駄が多い作品だと思うが、それでも印象的な小説でした。

 8位 「騎士団長殺し 全4冊」 村上春樹 (新潮文庫)
 → 期待が大きかった割にイマイチだったけど、読んでいるときは楽しかったです。


◎ 2020年の読書テーマ

 2020年の読書のテーマを考えています。次は20世紀文学に入ることになります。
 しかし、読みたい作品が多すぎて、どこから攻めたらいいか・・・


◎ さいごに。(名古屋旅行で)

 名古屋旅行では、娘はジャニーズのコンサートに行くため、4時からドームへ。
 3時間ほどの空き時間に、私は街をぶらつこうと栄に出たのですが・・・

 結局、丸善名古屋本店に入って、そこでほとんどの時間をつぶしてしまいました。
 我々田舎者には、まるごと書店になっているビルというのは、とても珍しいので。
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2019年12月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年12月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・12/5 「あらすじで読む霊界物語」 飯塚弘明ほか (文春文庫)
 → カリスマ宗教家出口王仁三郎が口述した霊界の入門書。ムー民的に気になる。

・12/23 「皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(下)」 塩野七生 (新潮文庫)
 → イスラムと協定を結び聖地エルサレムの共同統治を実現した皇帝の伝記。買い。

・12/23 「デトロイト美術館の奇跡」 原田マハ (新潮文庫)
 → 市の財政難から存続の危機にさらされた美術館の奇跡の物語。少し気になる。


◎ 「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」

 以前、日テレの「世界一受けたい授業」で、又吉直樹によって取り上げられました。
 誰もが知っている名作文学を、漫画であっというまに読むことができます。

 収録作品は、「人間失格」「山月記」「檸檬」「舞姫」「高野聖」「羅生門」「変身」
 「たけくらべ」「三四郎」「五重塔」「野菊の墓」「恩讐の彼方へ」「浮雲」・・・

 どの作品も、物語のツボをしっかり押さえています。要約の仕方が非常にうまい。
 ただし、「10ページくらい」という縛りがあるため、短編中心になっています。

 しかし中には、「三四郎」「人間失格」「蒲団」「浮雲」など中長編小説もあります。
 特に夏目漱石の「三四郎」などは、とてもよく出来ていると思います。

 また、太宰治の「人間失格」は、主人公が漫画を描いているという設定です。
 著者自身の思いを重ねているようで面白いです。

 なお、本の絵は、ほぼ水木しげるです。「高野聖」は、まるでゲゲゲの鬼太郎ですよ。
 著者ドリヤス工場は、水木しげるのタッチを再現したパロディマンガ家だそうです。

 この作品は大きな話題となりました。この内容で、850円+税は安いと思います。
 この本はとても好評だったため、続編も2冊出ています。


有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • 作者: ドリヤス工場
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: コミック



定番すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

定番すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • 作者: ドリヤス工場
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2016/07/25
  • メディア: コミック



必修すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

必修すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

  • 作者: ドリヤス工場
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2017/09/07
  • メディア: コミック




◎ 「世界文学あらすじ大辞典」

 世界文学の名作を1001選んで、物語のあらすじを収録した、全4巻の大辞典です。
 以前の職場の近くの図書館には、この事典があったので、私は愛用していました。

 セットで8万円くらいする本ですが、マイナーな事典なので、ほぼ私専用でした。
 その図書館に通った数年の間に、ほかに読んでいる人を見たことがなかったです。

 もうあの図書館には通っていません。あの大事典は、どうしているのでしょうか。
 図書館の片隅で、埋もれたままになってやしないかと、心配になります。


世界文学あらすじ大事典〈1〉あ~きょぅ

世界文学あらすじ大事典〈1〉あ~きょぅ

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2005/08/01
  • メディア: 大型本



世界文学あらすじ大事典〈2〉きょぇ~ちぇ

世界文学あらすじ大事典〈2〉きょぇ~ちぇ

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 単行本



世界文学あらすじ大事典〈3〉ちか~ふろ

世界文学あらすじ大事典〈3〉ちか~ふろ

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2006/09/01
  • メディア: 大型本



世界文学あらすじ大事典〈4〉

世界文学あらすじ大事典〈4〉

  • 作者: 横山 茂雄
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 大型本




◎ さいごに。(職場の面白い人?)

 私の職場には、よく面白いギャグを言う人がいます。
 しかし、家で妻と娘にそのギャグを話しても、ちっとも面白がってくれません。

 妻には、「職場で笑っているのは、あなただけかもよ」と言われました。
 全く面白くないオヤジギャグを、みんなで我慢して聞いているのではないかと。

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2019年11月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年11月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・11/7 「古事記神話入門」 三浦佑之 (文春文庫)
  → 「口語訳 古事記」の著者による古事記入門の決定版。改編文庫化。気になる。

・11/13 「今昔物語集 天竺篇 全現代語訳」 (講談社学術文庫)
  → 本朝篇が出たら終わりだと思った。まさか、天竺篇が出るとは! 気になる。

・11/13 「説苑(ぜいえん)」 劉向 (講談社学術文庫)
  → 古代中国の故事を集めたもの。文庫版はとても貴重。気になる。

・11/13 「謹訳 源氏物語」 林望 (祥伝社文庫)
  → 完結だったら買い。10巻合わせて1万円ほどになるか。少しずつ買わなければ。


◎ おまけ1(林真理子の「スカーレット」)

 書店で林真理子の「スカーレット」という文庫本が、平積みになっていました。
 私はてっきり、NHK朝の連ドラ「スカーレット」の原作かと思いました。

 ところが、「風邪と共に去りぬ」の一人称小説なのだと言う。これは、ぜひ読みたい。
 「風邪と共に去りぬ」は、林真理子を作家に導いた作品で、彼女の原点だと言う。

 ところでタイトルをよく見たら、「私はスカーレット」となっていました。
 「風と共に去りぬ」全5巻を読み切ったら、少し時間をおいて読みたいと思います。


◎ おまけ2(要約サイトのフライヤー)

 本の要約サイトの「Flier(フライヤー)」の、ゴールドプランに入りました。
 たまたまフェアをやっていて、最初の1か月は無料。来月から2000円+税です。

 半月ほど使ってみて、気づいたことがあります。それは、以下の2点。
 ①1冊10分と言うが、案外読む時間がない。 ②中には使えない要約がある。

 ①の「読む時間の問題」については、極めて個人的な問題です。
 要約が2000冊ほどあって、レビューを読むうちに、どの要約も読みたくなります。

 1日1要約を計画的に読もうと思っていましたが、その10分が取れなくて・・・
 今読んでいる「風と共に去りぬ」が面白すぎて、フライヤーは後回しにしてしまう。

 ②の「使えない要約」の問題は仕方がないことです。要約者のせいではありません。
 「使えない要約」は、もとが非常に大部で、既定の枚数では要約しきれない本です。

 たとえば、ヘロドトスの「歴史」は、岩波文庫で上中下の全三巻です。
 だから要約は、その序盤だけをちょこっと紹介しただけで終わっています。

 これではただの紹介です。要約ではないという意味で、「使えない要約」です。
 しかし、そこを割り切ることができれば、本の紹介としてはとても優れています。

 ほか、「風と共に去りぬ」も同じです。最初の3分の1ぐらいまででおしまい。
 「『全世界史』講義Ⅰ」「『全世界史』講義Ⅱ」も同じで、ほんの一部だけです。

 「遺伝子(上)」「人体600万年史(上)」などは、上巻だけの紹介でおしまい。
 最後には、「下巻も合わせて読むことをお勧めする」とか書いてあるし。

 逆に、「サピエンス全史」と「ホモ・デウス」は、上巻も下巻も要約されてます。
 この2つは、たいへん評判になったからでしょうか、要約もすばらしかったです。


◎さいごに。(最近話が合わなくて)

 月に2度ほど、娘は陸上教室へ行きます。車で30分離れた競技場に送ります。
 「パパがお迎えに行こうか」と言うと、「話が合わないからいや」と答えます。

 ママと娘はジャニーズの話題でよく花を咲かせています。30分もあっという間。
 では、私は娘が読んでいる本の話でもしようか。「ああ無情」を読んでいたけど。

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2019年10月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年10月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・10/4 「最後の錬金術師 カリオストロ伯爵」イアン・マカルマン(草思社文庫)
 → ヨーロッパ中に名を轟かせた錬金術師の生涯。単行本の文庫化。気になる。

・10/8 「ロシア怪談集」沼野充義編(河出文庫)
 → 絶版だった文庫の新版。ゴーゴリの「ヴィイ」が読める。買い。

・10/8 「アメリカ怪談集」荒俣宏(河出文庫)
 → 「ロシア怪談集」と同じく絶版文庫の新版。「ロシア」とセットで買い。

・10/9 「なんでわざわざ中年体育」角田光代(文春文庫)
 → 作者はマラソンや登山をする小説家。私と同い年。少しだけ気になる。

・10/10「勇気の赤い勲章」スティーヴン・クレイン(光文社古典新訳文庫)
 → 「赤い武功章」として有名な作品。以前から新訳で読みたかった。買い。

・10/17「サラムボー(上)」フローベール(岩波文庫)
 →前3世紀のカルタゴの反乱を描いた歴史ロマン。読みたかった! 迷わず買い。


◎ おまけ(読み逃してきた大作)

 今年2019年のテーマである「17世紀文学」を、ほぼ読み終えました。
 次回にそのまとめをしたいと思います。

 ところで、購入しておきながら、今まで読み逃してきた大作がたくさんあります。
 今年の残り3か月のテーマは、その作品をできるだけ多く読んでいくことです。

 以下、書棚に眠っている大作です。(大作=文庫本で2冊以上にわたる作品)
 数字は優先順位です。1~3はぜひに読みたいのだけど、時間が取れるかなあ・・・

 1 「風と共に去りぬ(全5巻)」マーガレット・ミッチェル(新潮文庫)
  → 2015年に新訳が出ました。かなり長い間、積ん読状態です。

 2 「抄訳版 失われた時を求めて(全3巻)」プルースト(集英社文庫)
  → 抄訳なのに全3巻。完訳は退職後に読む。今のうちに抄訳を読んでおきたい。

 3 「背教者ユリアヌス(全3巻)」辻邦生(中公文庫)
  → 私が持っているのは旧版。少し前に新版が全4巻で出た。新版を買い直すかも。

 4 「楡家の人びと(全3巻)」北杜夫(新潮文庫)

 5 「恋愛対位法(全2巻)」ハックスリ(岩波文庫)

 6 「死せる魂(全3巻)」ゴーゴリ(岩波文庫)

 7 「贋金づくり(全2巻)」ジッド(岩波文庫)

 8 「ブリキの太鼓(全3巻)」グラス(集英社文庫)

 9 「告白(全3巻)」ルソー(岩波文庫)

10 「夜明け前(全4巻)」島崎藤村(岩波文庫)

11 「ローマ人の物語(全43巻)」塩野七生(新潮文庫)

12 「ローマなき後の地中海世界(全4巻)」塩野七生(新潮文庫)


◎ さいごに。(週に3回は3キロジョッグ)

 少しジョッグしただけで、おへその周りがダブダブと揺れるようになりました。
 やばいです。とりあえず週に3回はジョッグするようにします。

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2019年9月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年9月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。


・9/6  「逆説の世界史 古代エジプトと中華帝国の興廃」井沢元彦(小学館文庫)
  → 「逆説の日本史」に次ぐ、著者第二のライフワークの第一弾。気になる。

・9/11 「サイラス・マーナー」ジョージ・エリオット(光文社古典新訳文庫)
  → これまでの定番は岩波文庫版で1947年初訳のもの。新訳歓迎。気になる。


◎ おまけ1(「サラムボー」が出るらしい)

 岩波文庫のメールニュースによると、10月に「サラムボー」が出るようです。
 「サラムボー」は「ボヴァリー夫人」の次の書かれた、フローベールの長編。

 現在なかなか手に入れることができない作品で、古本市場でも高値です。
 こういう本をしっかり出してくれるところが、岩波さんの素敵なところですね。


◎ おまけ2(本の要約サイト)

 本の要約サイトの「Flier」の会員(無料)になりました。
 会員になると、25冊ほどの指定された本の要約を、無料で読むことができます。

 しかも執筆者は、各分野の専門家なので、とても信頼できる要約になっています。
 実際に読んでみましたが、本当に分かりやすくまとめられていました。

 さて、無料の25冊のリストが、なかなか充実しているのです。
 「7つの習慣」「人を動かす」「利己的な遺伝子」「夜と霧」など話題作ばかり。

 「これからの『正義』の話をしよう」や、「ホモ・デウス」など、最近の本も。
 ただし「ホモ・デウス」は上巻のみ。シルバー会員になって下巻も読まなくては。

 シルバー会員は、有料の要約を月に5冊まで読むことができます。月にわずか500円。
 ゴールド会員は、無制限に要約を読むことができます。月に2000円かかりますが。
 本の要約サイト「flier」→ https://www.flierinc.com/


◎ おまけ3(「TSUTAYA DISCAS」)

 「TSUTAYA DISCAS」に入会してみました。ツタヤの宅配レンタルです。
 DVDやCDの旧作が借り放題(新作は8点まで)で、一か月2000円ほどです。

 はっきり言って私の場合、DVDについては、借りたい作品が全くありません。
 あったとしても、近くのTSUTAYAに行った方が早いので、メリット無しです。

 ところが、CDがすごい! すでに廃盤の洋楽CDもちゃんと借りられるのです。
 たとえば、アメリカの「風のマジック」(アマゾンの中古で7000円超)など。

 洋楽ファンにとっては、たまらないサービスです。1か月2000円は高くない。
 常時借りたいアルバムが20枚以上あるので、しばらくは洋楽三昧です。


◎ さいごに。(ギャグ・ハラだと言われました)

 「パパ、つまらないギャグばかり言わないで」と、先日娘に言われました。
 「ギャグ・ハラスメントだよ。」とママさんにも言われました。

 自分では、ママさんや娘を楽しませているつもりなのですが。
 「そこを勘違いしてるよ」と、また言われました。そうだったのか・・・

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2019年8月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

 2019年8月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社やamazonの、HPやメルマガを、参考にしています。

・8/10「交易の世界史(上・下)」ウィリアム・バーン(ちくま学芸文庫)
 → 「豊かさの誕生」もぜひ文庫化してほしい。この本も少し気になる。

・8/23「印象派の歴史(上・下)」ジョン・リウォルド(角川ソフィア文庫)
 → 印象派研究の古典中の古典。初版は1946年だという。少し気になる。


◎ おまけ1(角川文庫復刊総選挙「海外作品編」)

 角川文庫の創刊70周年企画「みんなで選ぶ、復刊総選挙」の第三弾。
 「第三期海外文学編」の結果は、以下の五編です。

 8月下旬に、名画・写真の新カバーで復刊されると言います。
 「ある流刑地の話」のカバーがHPで公開されていますが、カッコいいです。

 第1位 「八十日間世界一周」ジュール・ヴェルヌ
 第2位 「ある流刑地の話」フランツ・カフカ
 第3位 「小さい人魚姫 アンデルセン童話集」アンデルセン
 第4位 「雪の女王 アンデルセン童話集」アンデルセン
 第5位 「宇宙戦争」H・G・ウェルズ


◎ おまけ2(17世紀文学)

 先日「ドン・キホーテ」全6巻が終り、17世紀の代表作はほぼ読み終えました。
 以下にその主なものを挙げておきたいと思います。

 ・「ドン・キホーテ」セルバンテス
 ・「オルメードの騎士」ロペ・デ・ベガ
 ・「人の世は夢」カルデロン
 ・「シェイクスピア集」(「ハムレット」「十二夜」「夏の夜の夢」「マクベス」
        「ロミオとジュリエット」「お気に召すまま」「リチャード三世」
        「オセロー」「ヴェニスの商人」)
 ・「失楽園」ミルトン
 ・「天路歴程」ジョン・バニヤン
 ・「コルネイユ集」(「嘘つき男」「舞台は夢」)
 ・「モリエール集」(「人間ぎらい」「タルチュフ」「守銭奴」「病は気から」
           「ドン・ジュアン」「町人貴族」)
 ・「ラシーヌ集」(「フェードㇽ」「アンドロマック」)
 ・「ペロー童話集」
 ・「クレーヴの奥方」ラファイエット夫人
 ・「聊斎志異」蒲松齢
 ・「井原西鶴集」(「好色一代男」「好色五人女」「日本永代蔵」)

 ここから10作を選びたいのですが、シェイクスピアやモリエールは作品が多いです。
 そこで、戯曲についてはいくつかをまとめて、○○○集という形で一つ分としました。


◎ さいごに(infobar xv)

 ケータイを infobar xv に変更しました。
 infobar xv が出たのは、昨年の11月です。ではなぜ、今まで変えなかったのか?

 第一の理由は、基本料金が上がるからです。以前のガラケーは1400円程度でした。
 これからは2070円。600円ほどの値上げに躊躇していました。(せこい?)

 第二の理由は、infobar xv の評判があまりよろしくなかったからです。
 特にボタン部がペラペラで、すぐに外れてしまうと言うのです。(不良品じゃん)

 この点を店舗で確認してみると、ソフトケースをつけることで解消するとのこと。
 しかも、ソフトケースは無料で付いてくるというので、とうとう機種変しました。

 さっそくソフトケースを付けてみたら・・・機種の美しさが半減していました!
 infobar xv は、フォルムの美しさが売りなのに、とてもザンネンです。

 かといってソフトケース無しだと、ホタンがすぐ外れそうで、押すのが怖いです。
 有料でいいので、もう少しお洒落なソフトケースを作ってほしいです。
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