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ハリー・ポッターと賢者の石1 [20世紀イギリス文学]

 「ハリー・ポッターと賢者の石」J・K・ローリング作 松岡佑子訳(静山社文庫)


 魔法学校に通うハリーと仲間たちの冒険を描いた、ファンタジー小説の傑作です。
 1997年に発表されてから世界中で読まれ、2001年に映画化されて大流行しました。


ハリー・ポッターと賢者の石 1-1(静山社ペガサス文庫) (ハリー・ポッターシリーズ)

ハリー・ポッターと賢者の石 1-1(静山社ペガサス文庫) (ハリー・ポッターシリーズ)

  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2014/03/05
  • メディア: ペーパーバック



 0歳で両親を失ったハリー・ポッターは、ダーズリー家に引き取られて育ちました。
 11歳の誕生日目前のハリーに、ホグワーツ魔法学校から、入学許可証が届きました。

 魔法使い嫌いの養父母は、ハリーの魔法学校入学をなんとか阻止しようとしました。
 しかし、森番の大男ハグリッドが迎えに来て、隠された真実をハリーに伝えました。

 優れた魔法使いだった両親は、悪の魔法使いヴォルデモートに殺害されたのでした。
 しかし、赤ん坊だったハリーは、なぜかヴォルデモートの魔法を跳ね返したのです。

 そのとき、ハリーの額には、傷が残されたようです。
 そして、ハリーは「生き残った男の子」として、魔法界では有名人だったのです。

 ダーズリー家で虐待に近い扱いを受けていたハリーに、新しい道が開けました。
 孤独だったハリーに、魔法学校では、ロンやハーマイオニーらの仲間ができました。

 入学式では、校長ダンブルドアが、「森と4階の廊下には入るな」と言いました。
 偶然そこに入ったポッターたちは、三頭犬が何かを守っていることを知りました。

 三頭犬が守っているものは何か? 誰からそれを守っているのか?
 トロールが出現したとき、いちはやく4階に向かったスネイプ。いったいなぜ・・・

 という内容紹介は、不要だったかもしれません。
 とても多くの人に読まれてきたので。

 だいたい、「賢者の石」って言ったらハリポタだろ、という人が多いです。
 甥っ子も小さかった時、本書の単行本を、とても熱心に読んでいました。

 あの頃は、児童文学なのにやたらと分厚いんだなあ、と感心したものでした。
 いやいや、児童文学と侮るなかれ。大人が読んでも充分楽しめる内容でした。

 映画の出来がすばらしかったので、「映画を先に見ました」という人も多いです。
 私も実はそのくちで、内容は知っていましたが、それでもとても面白かったです。

 ストーリーにはちゃんと伏線があって、そして、意外な展開の仕方をします。
 そう、なんてったって、スネイプ先生ですよ、第一巻を面白くしているのは!

 映画版ハリー・ポッター・シリーズは、全8話を、家族で少しずつ見てきました。
 終盤、内容が暗くなったところが、少し残念な気がします。

 また、ハリーがハーマイオニーとくっつかなっかたことが、想定外でした。
 全巻を通してみると、三人の子役さんたちの成長がたどれて面白いですね。

 さいごに。(魔法の杖)

 「ハリー・ポッター」の映画にはまっていたとき、娘と一緒に杖を作りました。
 手作りの杖を使って、魔法の呪文を唱えたものです。ああ、懐かしい。
 「魔法の杖」→ https://ike-pyon.blog.ss-blog.jp/2014-10-25

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