ハリー・ポッターと賢者の石2 [20世紀イギリス文学]
「ハリー・ポッターと賢者の石」J・K・ローリング作 松岡佑子訳(静山社文庫)
魔法学校に通うハリーと仲間たちの冒険を描いた、ファンタジー小説の傑作です。
無名作家が1997年に発表して大ヒット。映画もすばらしい。文庫版は二分冊です。
「賢者の石」とは、飲めば不老不死となる「命の水」の源となっていると言います。
4階の廊下の巨大な三頭犬は、どうやら「賢者の石」を守っているらしいのです。
またハリーは、スネイプがクィレルを脅している場面に遭遇し、疑いを持ちました。
スネイプがそれを狙っているのではないか? ヴォルデモートに与えるため?
夜間外出の罰として、ハリーたちは夜の森で、ハグリッドの手伝いをしました。
そこでハリーはユニコーンの血をすする何者かを目撃し、襲われそうになりました。
ユニコーンの血は命を長らえさせると言います。あれはヴォルデモートだったのか?
それ以来、ハリーの額の傷がズキズキと痛み始めました。これは、警告なのか?
しかし、校長のダンブルドアがいる限り、ヴォルデモートは何もできないはずです。
ところがダンブルドアが、緊急呼び出しによって、魔法省に行ってしまいました。
ヴォルデモートが狙うのは今夜。ハリーたちは決心して・・・
ハリーが見たのは、スネイプでもなく、ヴォルデモートでもなく・・・
後半は進めば進むほど、物語の世界にのめり込みます。
特に最後の四分の一ほどは、手に汗を握る展開。本を離せません。
この作品は、ファンタジー小説として、たいへんよくできています。超一流です。
と同時に、青春小説・教養小説としても、非常に秀逸だと思います。
ハリーはホグワーツで初めて心から信頼できる友を得て、仲間の大切さを知ります。
彼らはまた、先生や森番などさまざまな人間と関わりながら成長していきます。
たとえば、マルフォイに「付き合う友達は選ぶべきだ」と言われたときのハリー。
「友達なら自分で選べる」と、きっぱりと言って、マルフォイの握手を断りました。
トロールが現れた時には、規則を破って、ハーマイオニーを救出に向かいました。
一方、模範生のハーマイオニーが、ハリーとロンをかばって、嘘をつきました。
ラスト近く(1-2 P210)、ハーマイオニーがハリーに言った言葉は、印象的でした。
「頭がいいなんてなによ! もっと大切なものがあるのよ・・・友情とか勇気とか」
そして、校長のダンブルドアはしばしば、とても核心的なことを言います。
たとえば終盤の次の言葉は、作者が一番伝えたかったメッセージではないか。
「それほどまでに深く愛を注いだということが、たとえ愛したその人がいなくなって
も、永久に愛されたものを守る力になるのじゃ。」(1-2 P231)
さて、映画版を久々に見ました。嬉しいことに原作をほとんど変えていません。
上記のような細かなエピソードも、ちゃんと盛り込まれていました。
続く「ハリー・ポッターと秘密の部屋」も読みたくなりました。
しかし、全7巻を制覇するのは、少ししんどいです。映画で見ようか・・・
さいごに。(USJに行きたい)
USJなぞ、これまで全く興味がありませんでした。
しかし、ハリー・ポッター・エリアがあると聞いて、急に興味を持ちました。
特に「百味ビーンズ」(1800円)が気になっています。おみやげに買いたい!
「ゲロ味」や「耳くそ味」が、本当に入っているのでしょうか?
魔法学校に通うハリーと仲間たちの冒険を描いた、ファンタジー小説の傑作です。
無名作家が1997年に発表して大ヒット。映画もすばらしい。文庫版は二分冊です。
ハリー・ポッターと賢者の石1-2 <新装版> (ハリー・ポッター文庫)
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2022/03/17
- メディア: 文庫
「賢者の石」とは、飲めば不老不死となる「命の水」の源となっていると言います。
4階の廊下の巨大な三頭犬は、どうやら「賢者の石」を守っているらしいのです。
またハリーは、スネイプがクィレルを脅している場面に遭遇し、疑いを持ちました。
スネイプがそれを狙っているのではないか? ヴォルデモートに与えるため?
夜間外出の罰として、ハリーたちは夜の森で、ハグリッドの手伝いをしました。
そこでハリーはユニコーンの血をすする何者かを目撃し、襲われそうになりました。
ユニコーンの血は命を長らえさせると言います。あれはヴォルデモートだったのか?
それ以来、ハリーの額の傷がズキズキと痛み始めました。これは、警告なのか?
しかし、校長のダンブルドアがいる限り、ヴォルデモートは何もできないはずです。
ところがダンブルドアが、緊急呼び出しによって、魔法省に行ってしまいました。
ヴォルデモートが狙うのは今夜。ハリーたちは決心して・・・
ハリーが見たのは、スネイプでもなく、ヴォルデモートでもなく・・・
後半は進めば進むほど、物語の世界にのめり込みます。
特に最後の四分の一ほどは、手に汗を握る展開。本を離せません。
この作品は、ファンタジー小説として、たいへんよくできています。超一流です。
と同時に、青春小説・教養小説としても、非常に秀逸だと思います。
ハリーはホグワーツで初めて心から信頼できる友を得て、仲間の大切さを知ります。
彼らはまた、先生や森番などさまざまな人間と関わりながら成長していきます。
たとえば、マルフォイに「付き合う友達は選ぶべきだ」と言われたときのハリー。
「友達なら自分で選べる」と、きっぱりと言って、マルフォイの握手を断りました。
トロールが現れた時には、規則を破って、ハーマイオニーを救出に向かいました。
一方、模範生のハーマイオニーが、ハリーとロンをかばって、嘘をつきました。
ラスト近く(1-2 P210)、ハーマイオニーがハリーに言った言葉は、印象的でした。
「頭がいいなんてなによ! もっと大切なものがあるのよ・・・友情とか勇気とか」
そして、校長のダンブルドアはしばしば、とても核心的なことを言います。
たとえば終盤の次の言葉は、作者が一番伝えたかったメッセージではないか。
「それほどまでに深く愛を注いだということが、たとえ愛したその人がいなくなって
も、永久に愛されたものを守る力になるのじゃ。」(1-2 P231)
さて、映画版を久々に見ました。嬉しいことに原作をほとんど変えていません。
上記のような細かなエピソードも、ちゃんと盛り込まれていました。
続く「ハリー・ポッターと秘密の部屋」も読みたくなりました。
しかし、全7巻を制覇するのは、少ししんどいです。映画で見ようか・・・
さいごに。(USJに行きたい)
USJなぞ、これまで全く興味がありませんでした。
しかし、ハリー・ポッター・エリアがあると聞いて、急に興味を持ちました。
特に「百味ビーンズ」(1800円)が気になっています。おみやげに買いたい!
「ゲロ味」や「耳くそ味」が、本当に入っているのでしょうか?